料理をつくった
**料理ともいえないほどの簡単メニューでうまそうには見えないけれど結構大変でした。**
17日は
かみさんの誕生日 だった。
これまで、その日すっかり忘れていたり、何もプレゼントしなかったりで信用されてない。
今年はしっかり手帖にかいたりして、ミス防止に努めた(笑い)。
プレゼントは迷った挙句 (去年はたしか仕事につかえる鞄)、CDにした。
これ、
ラフマニノフのピアノ協奏曲。
ラフマニノフ自身がストコフスキー指揮のフィラデラフィア管弦楽団をバックにピアノを弾いているというちょっとマニアックなもの。
2番は戦後すぐ「逢びき」という映画のバックに使われて有名であったが、本人がどう演奏しているか楽しみ。
プレゼントを決めてしまって、前から行きたかったレストランを休日に予約してと準備万端おこたらなかったが、これでいいのかとちょっと思っていた。
かみさんは今毎日残業で職場が近いのに、家に着くのは私より遅いというのが続いている。
ご飯を炊いておく、おかずを温めておくぐらいしかやってないので、がこれでいいのか という思いは有る。
で、当日急遽、そうか帰ってきたときに食事が出来ているようにしよう。
全く料理ができるとは思われてないので(自分もできるとは思えない、とても人様に食わせるものにはならない)・・・
刺身でも買ってきて並べるかともおもったが、これだと料理したことにならない。
かみさんは肉が好きでないから、魚。 自分は清蒸鮮魚が好きなのだが、一匹の魚をさばけないのと、中華風たれが難しそうなので断念。 結局、NHKきょうの料理から選んだのが、
「白身魚の蒸し物 白髪ねぎ添え」。
魚は切り身でいいという。はじめてだから、高い魚はやめて真鱈にした。
まさか、これだけではなんなので、スープを考えた。
鳥のささみとも思ったが、豆腐が残っていたのを思い出して
「ねぎと豆腐のスープ」。
帰りに買うのは たら、ねぎ、細ねぎ、しょうが でいい。とりがらスープはうちにあるし、その他の野菜は冷蔵庫にあるはずなので、3品目は
「魚柄式野菜の蒸し物」。 うちは、栄養が逃げない蒸し物が基本。
あと五目御飯が冷蔵庫にあるのでふかせばいい。
すこしはやく退社して(いいのか?いいのだ。会社から搾取するのだ)、かえりに、お目当ての市場へいったら、休み。ショックだったが、気を取り直してあきらめて西友へ。ついでに、隣りのルミネでケーキを買う。日持ちのする、できあいのシトロンケーキ。 ローソクのたったようなケーキは予約が要るからとても間に合わない。 とにかく雨の中を買って帰って、19:30。
かみさんが帰ってくるのが、21:00ころ。
それぞれは 20分あれば調理がおわるはずだが、とにかく初めてなのでこわくて平行作業ができない。
まず白髪ねぎ、うまく細く切れない(包丁のせい?)。 ねぎの芯をとって、外の皮をむいて薄皮をはぐなんてはじめて知った。
なんとか切って、水にはなす。 何分つけておけばいいのか? 芯のねぎは後でスープにつかう。
蒸し物にかけるたれは鶏がらスープをベースに、テキストにある割合にする。 きっと好みの塩辛さではないけど、自分で調節できるわけでもないから・・。
うちは大きな蒸し器はないので、鍋に湯をわかして鱈に細ねぎをたっぷりいれて酒をふり皿ごといれる。 なべが二ついって、10分ほど蒸す。 蒸しあがったら、白髪ねぎをかけて、たれを煮立たせてかけまわしてできあがり。
とうふスープは、ねぎとしょうがをみじんに切って、ごま油で鍋でいため、香りが出たら中華スープをいれ、豆腐を手くずしでいれる。なんかきたない・・。煮立ったら、片栗を水いでといてちょっといれ、細ねぎをいれて出来あがり。
蒸し野菜はフライパンにちょっと湯をいれて、きゃべつ、にんじん、ピーマン、小松菜をいれて蒸す。 焦がしてしまった・・。
あっ、ご飯蒸してない。 ボールに入れて、鍋で蒸す。
そうこうしているかみさんが帰ってきた。
「買い物してくるなら、そういってくれればいいのに・・・。なにやってるの・・」、ご機嫌が危うくなるのをなだめつつ、食してもらいました。
食べ終わったあとは、しょっぱいとは言っていたけれど、ご機嫌な顔をしてました。
「ケーキはないよね」、「いや、あるよ」・・・。
「CD聴こう」
ひさびさに、いい晩でした。 ここのところ、食っちゃ寝でおわってたから・・。

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