以前分離不安症というタイトルで載せた飼い主さん。
(もう一度読みたい方は
コチラ)
今日はその方のカウンセリング同行で大学へ行ってきました。
やや緊張気味の飼い主さん達。
仕事が忙しくて「休みを急には取れないし、休んだら
次いつ仕事が入るか分からない」と自分の都合ばかり
連ねていた旦那さんも来ていました。
奥様に「(旦那さん)何時まで大丈夫なんですか?」
と尋ねると、
「休み取ったんです」とおっしゃいました。
ナント!
やるじゃん(笑)
そして、「この間は夫の態度すごく悪くて申し訳ありませんでした…」
と謝る奥様。
この間は奥さんのお父様からも謝られてしまいました。
まあ確かに口は悪かったけど、根っから悪い人だとは
思わなかったし、こっちも言いたいこといったし…

ま、お互い様ということで。
さて。
カウンセリングルームへ入ると先生と学生達が待ち構えていました。
そして数枚に渡る事前調査用紙を基にカウンセリングが
始まりました。
結果は分離不安症ではなく、トイレトレーニング不足と
マーキングのための排泄と、退屈解消のための破壊行動
吠えという診断結果でした。
なんで分離不安症じゃなかったのか…
カギを持ったり靴下をはいただけで吠えまくるという
話でしたが、それだけで「=分離不安」と診断できず、
排泄に関してもカウンセリングルームで詳しく先生が
尋ねると飼い主がいても排泄するということでした。
それが分離不安症ではないという結果になったのか?
まだまだ勉強不足です。
一時間半くらい話をして、飼い主さん達も気持ち的に
楽になったような感じでした。
たくさんの課題をこれからこなしていかなければ
いけませんが、めげそうになった時に助けてあげられるよう
がんばっていきたいと思います。
大学病院が新しくなって初めてカウンセリングに
同席した私。
話を聞いている間ずっと後ろでカチャカチャとパソコンの
キーを叩く音が聞こえていました。
何をやってるのかなあ?と気になりつつも先生と
飼い主さんとの会話に耳を傾けていました。
すると話が終わったあと、先生が
「今の話をまとめた紙を学生が打っていましたので
私がチェックした後お渡ししますね」
と即座にその原稿を読み始めたじゃないですか!
速記のように、カウンセリング内容を学生がその場で
まとめていたのです。
これには驚きました。
しかも、ひとつのカウンセリングに対して8週間の
無料アフターケアがついています。
8週間というのは大体4週間くらいで飼い主も犬も
その治療や訓練に慣れてきて、8週間くらいしたら
定着する、という意味からだそうです。
その間のやり取りを学生が行うというのです。
私が大学卒業後、授業内容やゼミなどが大きく変わり、
私が所属していた2外科というものはなくなって
行動治療科というものができました。
そこに所属する学生は自分で考えて飼い主に適切な
アドバイスをしていくわけです。
もちろん勝手にやり取りするのではなく、先生が
必ずチェックするわけですが…
勉強になるだろなあと思いました。
そして、今の学生にはひとりずつメールアドレスが
もらえてるそうです!!
なんという至れり尽くせり…うらやましい…
「使うか?」といわれたら別にいらない気もするけど(笑)
私もがんばらなきゃ〜〜


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