28日(土)は、我が人生初めての草笛演奏ダブルヘッダーとなりました。午後は、月夜の仔猫、夜は、ル・ピアノでした。
午後の「月夜の仔猫」は、夭逝されたシンガーソングライターの岡崎律子さんの作品を愛する若い人達の集まりとなりました。ピアニストの堤さんの呼びかけが効果を発揮したようです。お客様には、律子さんのお父様の姿もありました。
ギターも加わるということで、堤さんのサジェスチョンもあり、古賀政男の「影を慕いて」をやりましたが、ギタリストの安倍さんは、この曲を聞いたことがない、ということで、ジェネレーションの違いに愕然とさせられました。
若い人たちに、草笛がアピールできたのか分かりませんが、草笛の存在を知ってもらったということだけで満足すべきなのかもしれません。
夜は、「る・ぴあの」でのディナーショウでした。ピアノの野田由季さんと一緒でした。佐藤シェフの秋のディナー(ショパンとジョルジュサンドの好んだ料理を味わうというのがコンセプト!)に合わせての演奏でした。
ショパンのメロディーはまだレパートリーにしておりませんでしたので、草笛は、平城山、赤とんぼ、ひまわり、カッチーニのアヴェマリア、というところで、勘弁していただきました。野田さんは、ショパンの作品に合わせ、リストの「カンパネラ」で締めくくられました。
30名ほどのお客様でしたが、楽しんでいただけたようで、安心いたしました。ピアノで施設の慰問をなさる弁護士さんとか、日本舞踊のお師匠さんとかが見えておられ、「いつか一緒にやりましょう」というお言葉をいただきました。たとえ言葉だけであっても、嬉しいことでした。
演奏の後、ディナーの半分をいただきましたが、とても美味しい料理でした。お腹がいっぱいでは良い演奏ができず、おいしい料理をお客様と一緒にいただけないのが、ディナーショウで一番くやしいところです。

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