草笛の吹き方(葉の支え方)には、大きく分けて、3つあります。@両手の指で持って吹く、A片手の指で下唇に乗せて吹く、B手指は使わず、下唇と歯茎の間にはさんで吹く、の3つです。
私は@の方法で吹いています。Aは少しできますが、完全ではありません。Bは両手が空き、他の楽器を使えますので、とても魅力的ですが、できません。とても残念です。
@の吹き方の「こつ」を書いてみます。
まず、使う葉っぱですが、スパティフィラムの葉をお勧めします。適度な柔らかさ、水につけておけば2〜3週間も使える強靭さ、植木鉢に植えて水だけやれば何年も生きる簡便さ、花屋さんから買ってくるときも数百円で済む廉価さなどが利点です。(多くの方は、もう少しかための葉を使っておられます。ベンジャミン、白樫などです。)
7〜10センチほどの葉っぱを選びます。葉の裏側を自分に向け、上のふち(縁)を、左右の親指と人差し指(あるいは中指)ではさんで持ちます。左右の親指と親指の間隔は、3センチほどです。
葉の上の端3ミリほどのところに、息を吹きかけます。この時、葉は軽く上唇に触れ、自然に前方にカーブします。葉に折り目をつけてはいけません。
出る息の幅は、米粒ぐらいです。ビール瓶の口に息を吹き付けて、ブーという音を出して遊んだことはありませんか? そんな感じで息をふきつけます。葉の端が振動してピーという音が出れば、大成功です。
運の良い人は直ぐに出ますが、たいがいの方は、1週間ほどかかります。1日15分ほど試して音が出なければ、次の日にします。あまり長くやっていると、いやになって止めてしまいますので・・・ (次回に続く)

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