GW最後の日曜日は、生憎雨となった。大学のS先輩のお招きで、奥多摩の景信山(標高700m位)の頂上で、草笛講座を開かせていただいた。
天気予報では、かなり強い雨が降ると断定されていたが、高尾駅からバスで小仏まで出たところでは、さして気になるほどの雨ではなかった。予報の通り強い雨であれば、雨を理由に中止しようとの目論見は、はかなく費え去った。登山口まで来て、やめる理由がなければ登るより他はない。
もともと足に自信はないし、天気が悪いしで、気持ちはネガティブになってしまっていたのが正直なところであった。しかし、何度も休み休みであったが、なんとか頂上にたどり着くことができた。歩き初めて1時間半近くであった。
昼食の後、草笛講座となった。その場で、予期した以上の良い葉っぱが見つかり、幸運であった。愛用のスパティフィラムは、家を出るとき雨具だなんだと考えているうち、リュックに入れるのを忘れていたのである。名前の分からない葉っぱであったが、それと、高尾駅でバスを待つ間に取ったつつじの葉、それにビニールの「リーフル」を使って、演奏とコツの伝授を行った。
年金世代10人ほどの集まりであったが、ほとんどの人が音を出すことができた。大きな驚きであった。大人の集まりでこんなことは経験したことがなかった。山登りが好きな人は、自然との折り合いのつけ方がもともと上手なのだろうか? 嬉しい驚きであった。
今度会う時には、メロディを吹けるようになってくれれば、ゼイゼイいいながらの雨の中の登山も無駄ではなかった、ということになるはずであるが、どうであろうか?
多摩センターから高幡不動へモノレールで。モノレールのレールチェンジです。右側レールから左側レールに移ります。
頂上にはたくさんのベンチ。でも、この日は我がグループのみ。
さすが慣れたもの。お酒の燗の付け方も本式です。
photos Leafman

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