■題名:Le Petit Nicolas/プチ・ニコラ
■監督:ローラン・ティラール
■キャスト:
ヴァレリー・ルメルシエ、サンドリーヌ・キベルラン、カド・メラー
■HP:
http://www.wildbunch-distribution.com/site/petitnicolas/
■IMDb:
http://www.imdb.com/title/tt1264904/
■粗筋:
ニコラは平穏な生活を送っている。愛する両親に、楽しい友達、何も変えたくない位だ・・・しかしある日のこと、ニコラは両親の会話をふと聞くと、どうやら母親が妊娠しているみたいだ。ニコラはパニック、最悪の事態を想定する:もうじき弟が生まれ、両親は彼に夢中、自分には目もくれなくなってしまい、やがて親指太郎のように森の中で置き去りにされてしまうのだ・・・
■私見:プチ・ニコラは、フランス語を勉強した人なら、『星の王子さま』同様、御馴染みのキャラだ。しかし日本での知名度は『星の王子さま』とは比較にならないほど低いと思う。翻訳も多数出ているし、フランスに少しでも関心のある人なら、本を実際に読んだことはなくとも、イラストを認識できるかも知れない。地元フランスでは、プチ・ニコラを知らないフランス人はおそらく皆無と思われる国民的キャラクターである。そこで今回はアニメではない、実写版での映画化ということで、フランスでは家族で楽しめる作品としてバカンスも終り、新学期が始まった9月に封切りを迎えた作品として、どれだけ観客動員があるのか興味があります。キャスト陣ではヴァレリー・ルメルシエがニコラの母親役、この配役は素晴らしいと思いますね。フランス公開:9月30日
□関連サイト
http://www.lepetitnicolas-lefilm.com/presse/ http://www.h6.dion.ne.jp/~omeisha/petit_nicolas.htm
□fansite
http://www.kaiseisha.co.jp/
□日本配給度:原作とのタイアップは日本では難しいかな〜。ニコラの認知度が低いからね。日本公開はまずなしと思われます。
○余談 日本では1969年にはじめて翻訳出版されたのですが、訳者の曽根元吉先生は、「わんぱくニコラ」と題して、ニコラを日本の読者に紹介しました。その改訂本をふくむ「プチ・ニコラ」シリーズ全5冊は現在、偕成社文庫にはいっています。

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