巷では、冬季トリノオリンピックで盛り上がっていますが、熱いスポーツラグビーを忘れてはいけません。
年明けは、サッカー天皇杯、ラグビー大学選手権、ライスボウル(アメフト)があり、ラグビー日本選手権(成人の日)とスーパーボウルが、お決まりのTV観戦スケジュールが出来上がっていた。
その中でもラグビーは、親爺がやっていたこともあり年末の大学選手権、高校ラグビーから日本選手権まで毎年見せられており、ルールも小学生で殆ど完璧に覚えていた。余談になるが、その頃サッカーは、守備的なゲームが多く全く面白みに欠けていた。冬の時代であった。
ラグビーは、大学は早稲田、明治のバックスとフォワードの戦いが注目され早稲田のスタンドオフ本城がスターとなった。しかし、明治のFWに対して早稲田のFWは弱すぎた。悲劇のヒーローにラグビーブームは起きた。
その後、早明戦・早慶戦はプラチナカードとして歴史を刻んでくる。社会人は、釜石から神戸製鋼の時代が大きくあり、三洋電機・東芝府中・リコー・サントリーなどが鎬を削るようになる。
やはり判官贔屓と華麗な展開ラグビーと悲壮感漂うゴール前のタックルは、少年ファンには大きかった。それでも、早稲田は永田、堀越の時代に日本選手権を獲得する。雪の早明戦は、現在でも語りぐさとなっている。
その後は、外国人選手や他大学のスキルアップなどから群雄割拠時代となり、明治には致命的なスキャンダルが起きてしまい。今現在、低迷期に入っている。しかし、早稲田とて好調期より低迷期の方が多いぐらいだし明治復活が待たれる。
昨日のゲームは素晴らしかった。史上最狂と言われる早稲田FW陣は、完全にラインアウトを支配し、前半風上の利を生かしてトライとPGを取っていく。試合までに研究はやり尽くし、弱点をキチンとついてくる。それでも、トヨタの反撃は連続攻撃の一発でトライを取ってくる。特に、前半終了間際のトヨタのトライは、後半に風上なったときの怖さを象徴していた。しかし、後半になっても早稲田の集中力は切れない。自軍10mのデフェンスは、明治のフォワードを凌いできた歴代の守りが宿ったようだった。ラグビーの神様は最後に勝利を自分たちで掴むようにとトヨタに攻撃を命じた。残り2分からトヨタの連続攻撃が波のように早稲田に迫る。ゲインラインを突破してもなかなかゴールが見えてこない。そして、痛恨のノックオンでノーサイドとなる。
社会人と大学ラグビーの格差が大きくなって日本選手権の形態も変わってきた。しかし、それでも大学ラグビーが大きく復活してトップリーグの牙城を切り崩した。荒ぶる魂から私たちは何かを学ぶべきだ。
人気blogランキングへ、ポチッと押して下さいお願いします

0