この新聞が、ジャーナリズムを名乗れるのが不思議な国の日本です。
本日4月7日の社説「教科書検定 高校はもうやめたら」のなかで、もう突っ走ってます。
「たとえば、イラク戦争について米国の「先制攻撃」という表現が消えた。「先制攻撃や予防攻撃に当たらない」と小泉首相が国会で答弁しているというのが修正を求めた理由だ。小泉首相の靖国神社参拝に対する福岡地裁の違憲判断も削られた。下級審であるうえ、違憲判断は判決の本論ではない、というのだ。 」
イラク戦争での表現については、個人的にはどうでもいいことだが、左まきは先に手を出した方が悪いとの考えがあるようなのでこだわるのだろう。まあ、ごり押しではあったが、アメリカ的には手順は踏んでいたので奇襲攻撃のような先制攻撃とは違うと思う。
問題は、次の靖国違憲判断である。どうしても靖国参拝を悪いことにしようという文であるが、判断文が可笑しいのであるから載せられないでしょう。裁判自体は棄却されており、原告が敗訴であるから、この判断自体に被告が上告出来ない、(不服申し立てが出来ない)変な判断なのである。本当に違憲なら被告側に何らかの上告できる判決を出すべきである。
「私たちは社説で、「色々な教科書があった方がいい」と述べ、検定はできるだけ控えめにすべきだ、と主張してきた。執筆者が創意工夫をこらし、多彩な教科書をつくった方が、子どもたちにふさわしいものができると思うからだ。 」
此奴らは、新しい歴史教科書での判断はどうだったでしょうか。(筑紫のほうが反対に熱心だったから目立たなかった?)ただし、つくる会はちょっと内紛があったことも注意すべき事項である。
その後の文章は、爆走です。非現実的な妄想が続きます。
「高校では指導要領は生徒が学ぶ最低基準にして、ゆるやかな大綱とする。教科書の検定は廃止する。そろそろ、そんな方法に改める時期に来ている。高校の検定をやめた後、その様子を見ながら、小中学校で検定の廃止を考えてもいい。
とんでもない教科書が出てきたらどうするのか。そう心配する人がいるかもしれない。
高校の教科書は有料で、学校ごとに選ぶことが多い。それぞれの教科書について教師や保護者らが読み比べて目をこらし、生徒にふさわしい教科書を選べばいい。そうすれば、教科書の内容をもっと充実させることにもつながる。 」
もうアホかと。その自主性という枠を設けない自由が、日本の教育をダメにして、日教組とかの売国の温床となり本当の教育が出来なくなったのに。
朝日の社説はエマージェンシーモードに突入している。
人気blogランキングへ、ポチッと押して下さいお願いします

0