タイトルは柔らかな「相変わらずの甘ちゃんアサピ」としたが、本当に即刻無くなって欲しい新聞である。
多分、六カ国協議と同様に予想はピッタリと当たったアサピ社説です。
「
6者合意 核放棄につなげてこそ」朝日新聞2/14付社説
引用−−−
北朝鮮が核開発を公然と再開して4年。昨年には核実験まで強行し、危機は深まるばかりだった。それが、打開に向けて一歩を踏み出すことになった。
北京で開かれていた6者協議は、核放棄を目標に関係国が当面取るべき行動をまとめた合意文書を発表した。
これまでの流れを完全に逆転するかのような、前向きの内容が盛られている。
北朝鮮は寧辺の原子炉や再処理施設を停止・封印し、国際機関の監視を受ける▽各国は重油5万トン相当のエネルギーを支援する▽放棄への段階が進むに従い重油95万トン分を供与する――。
米国は北朝鮮をテロ支援国家とする指定を解く作業を始め、
日本も国交正常化のための協議を開始する。
国際社会は北朝鮮の約束に何回も裏切られてきた。
今回の合意も、このまま実現すると見るのは楽観的に過ぎるかも知れない。だが、核活動の停止をはじめこれだけ包括的な合意が出来たことは歓迎する。これをてこに、放棄への歩みを確実にしていくしか手はないのだ。
核をカードに瀬戸際外交を続けた北朝鮮を支援することに反発はあろう。
だが、核実験にまで進んでしまった現状を打開するには、見返りを組み合わせて互いに妥協するしかないのも現実だ。
もちろん課題は数多い。
北朝鮮は、すでに製造したと見られる核爆弾も含めて「すべての核計画」を明らかにし、放棄の対象にしなければならない。国際機関の監視も実効のある形で実現する必要がある。
できるだけ早く作業部会を開き、そうした技術的な問題を詰めてもらいたい。
「第2次核危機」と言われる現状を招くきっかけになったのはウラン濃縮問題だ。今回の合意には、それがはっきり触れられてはいない。
北朝鮮がウラン濃縮で核爆弾をつくるとしても、まだ時間がかかるだろう。ならば、現在のプルトニウム型の核開発を封印させるのが先決だ。そういう見立てに基づいた今回の合意だと言える。
その判断は合理的だと思う。ただ、完全な核放棄のためには、いずれこの問題と向き合わざるを得ない。
悩ましいのは日本の対応だ。政府は、拉致問題で進展がない以上、当面の重油支援の経費負担には応じないという。
きのうの衆院予算委員会で民主党に「それで国益にかなうのか」と問われ、安倍首相は「日本が今回、重油を提供しないという中で物事は進んでいて、それは理解されている」と
釈明した。
だが、いずれにしても北朝鮮の核放棄が実現に向けて動き出すとすれば、日本も積極的にかかわっていくべきだ。安全保障上の大きな国益がそこにかかっているからだ。
6者協議の枠内に日朝の作業部会もできる。そこでまず日朝間の懸案を解いていく知恵を探らねばならない。
「核」を動かすことで「拉致」の活路を開く。そんな取り組みを求めたい。
引用ここまで−−−
得意の、だが、だが、だが、文章のオンパレードである。
上記文の最初の太文字部分を読むとアサピの感覚では、前向きの内容合意だったらしい。もうアホです。そりゃあ最初の要求があまりに常識はずれだったので、それに比べれば少しまともなだけで内容は最低の合意でしょう。
「日本も国交正常化のための協議を開始する」、ここは拉致解決を前提に国交正常化のための協議を開始するだろう。拉致解決が最優先だろうが、真の国交正常化などあり得ないけど、一応文言を入れるのは仕方ないだろうけど。北の代理らしい文章である。
(この朝日内容が文章でちゃんと盛り込まれていたらかなりヤバイですね。)
「だが、核実験にまで進んでしまった現状を打開するには、見返りを組み合わせて互いに妥協するしかないのも現実だ」なにを寝ぼけているんだか、世界を味方につけて、もっと厳しい経済封鎖など打開策のオプションなどいくらでもある。勿論、武力行使もあるよ。
「釈明した」こういう何気ない表現がアサピの汚いところである。ジャーナリストとしても矜持もなにもない。ヤフー辞書より「[名](スル)自分の立場や考えを説明して、誤解や非難を解き、理解を求めること。「事故原因について―する」」安部首相に誤解や非難があるのかい。現在では、悪い行動などについて言い訳という意味で釈明という単語を使うだろうが。もう印象操作の細かい芸である。
「だが、いずれにしても北朝鮮の核放棄が実現に向けて動き出すとすれば、日本も積極的にかかわっていくべきだ。安全保障上の大きな国益がそこにかかっているからだ」 そんなことは、判っているけど最重要は拉致問題である。人質を取られている日本は、核放棄に関しての働きかけも出来ないだろう。この社説でも最後に拉致という単語が一度出てくるだけで、アサピは優先順位が判っていないことの証左である。
今回痛感したのは、所詮話し合いの解決することなどいろいろな事柄のほんの一部だけで、それも圧力をたくさんかけないといけないことを大いに理解させられた。
今朝のズームインで辛坊解説委員が、まさに「盗人に追銭(盗人に物をとられたうえに、さらに銭を与えてやること。損の上に損を重ねることのたとえ)」といったが、まさにそのとおりで今回の合意を評価するところは全くない。
人気blogランキングへ、ポチッと押して下さいお願いします

0