民主党の無策というより悪策により日本経済は、不況スパイラルに突入しているのではないだろうか。
民主党は、日本経済をどう思っているのだろうか。日本がこれまでどのような力で世界と戦ってきたか判らないのだろうか。
良い面悪い面を含めて自動車業界に日本経済の縮図を観ることが出来るだろう。オイルショック、ジャパンバッシングなどをどう克服してきたか。世界とどう戦ってきたか関連本で勉強して欲しいものである。
私の少年時代にスーパーカーブームがあった。F1が注目を浴びた。時代的にはマリオアンドレッティやジョディーシェクターとかロニーピーターソン(あの選手の親父さん)とか漫画で赤いペガサスとか夢中で読んだ。いま、話題のドラマJINの村上もとかはモータースポーツ漫画家だったんだよなあ。
その中で、高齋正という作家に出会う。自動車評論家でありSF作家という面白い作家である。彼の作品で「ホンダがレースに復帰する時」(1976年)を読んで一気にのめりこんだ。
今の人間からすると昔復帰して、また撤退したじゃんとなるのであろうが、1968年の撤退から後、モータースポーツの最高峰に日本車が挑むのは夢とともに日本に突きつけられた命題だったとも言えたんですなあ。
そして、この本の特徴として、悪人やロマンスは基本的に無い。純粋に技術上の問題や勝利への困難への挑戦なのだ。悪人やロマンスがないのに一気に読ませるのは、作者の車への情熱が文章に宿っているのだ。作家の自動車や自動車産業、技術者への敬意と尊敬、希望が小説として形作っているのだ。
そして、「ロータリーがインディーに吼える時」(1977年)でロータリーエンジンのマツダである。今の人間(なんかイヤな言い方だが)は知らないだろうが、夢のエンジンといわれたロータリーエンジンである。
もう、この本を読むとマツダの技術者が好きになる。プロジェクトXのお涙頂戴を無くしてどんな困難にも技術で勝ちますよ。てな感じである。レース小説なので、レーサーも大事に書いているけどね。
さらにニッサンとかトヨタとか実名車シリーズでランサー、レオーネとかもう力業で読ませちゃうんです。小説としてどうかなという人もいるかも知れないが、善人だけのロマンス無しの小説でここまで読ませる小説はないので、理系の人にはお勧めだ。腐った文系人間には絶対に判らない小説だとここで断っておく。
まあ、年喰って自動車産業のイヤな部分とか酷い部分とか多少なりとも知っても、日本を支えたのは技術者なんだという思いは変わりませんね。
誤解を恐れずに書くと、下らない屁理屈だけを勉強したような民主党の議員(自民も一緒)文系の人間を観ると腹が立つね。
物作りをしない人間は、自分が社会に何を貢献しているか考えて欲しいものである。銀行とか社会を円滑に回すためにお金を流通させるのが仕事でマネーゲームで遊ぶの為にある訳じゃないことを知っておくべきだ。証券会社など基本的に社会になくても誰も困らない。
なんか回りくどかったけど、技術は世界で2番目でも良いが、1番を目指さないと2番目も無いくらい技術の世界は厳しいものです。ヒステリのレンホウ先生に言いたかっただけでした。
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