日本のマスコミが、どの程度のレベルかを図るのに最適なニュースがパンドン会議の首相演説に関するものであった。
パンドン会議の歴史的意義をきちんと踏まえて安倍首相の演説をニュースにし解説したかによって、メディアとしての資質が顕著に現れた。
保守の新聞として産経新聞は、その立場が幸いして的確に演説を解説して見せた。また、毎日新聞もAIIBの参加を促すためか、まともな解説があったことは認めるべきであろう。
一方、読売、朝日に関しては、先の大戦の謝罪という悪しき慣習に捉えられて、パンドン会議の本来の意味などをはき違えて、批判的な記事となった。
さらに朝日などは、謝罪の有無について各国の首脳に意見を求めたみたいだ。(バカとしか言えない)折角インタビューするなら、今後の日本への期待とか具体的な支援について引き出せすのが本当の記者としての仕事だろう。そこから外交の不備やこれからの必要性を見い出すことこそ記事としての厚みの出るだろう。
政府批判や安倍首相の揚げ足取りに終始しては、報道に本来求められているものを見失っているといわれても反論できないだろう。

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