しかし、南ア戦においては、普通にキックも使用した。それまでのテストマッチのように自陣から回すような無理筋の攻撃は辞めた。それでも、昔の苦し紛れのキック多用とは違うように感じた。
ジャパンウエイといいながら、標準的なラグビー、世界基準のラグビーに近づいているということだろう。もちろん、ダブルタックル、クイックプレイとハードワークという独自の戦術は、体格差を埋めるために必要不可欠なものである。
すでに南ア戦をビデオで6回見返している。すばらしい。最後は逆転なので得点されるシーンも冷静に見ることができる。世界の強豪相手に小さな隙は致命的だということがよくわかる。
そうして、高校ラグビー、大学ラグビーを鑑賞すると、あまりのレベルの差に愕然とする。
本当にこの選手たちが、世界と戦えるまで成長するのか。
次のワールドカップは大丈夫か?

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