ほぼ完ぺきなゲームを構築できたことが、奇跡と言えるのだろう。
昨日、4回目の南アフリカ戦の録画をみた。
やはり、南アフリカは強い。相手の得点シーンは、たまたま、ディフェンスに隙ができた場合に一気にディフェンスラインを破られてトライされている。
全体データでは、南アフリカに分があるのだが、ラスト10分では、ポゼッションが91%と試合を支配している。ハードワークにより全くスタミナと集中力が切れなかったことを如実に示している。
これは、勝負のアヤであるが、南アフリカのPGのあとの早い時間にトライをあげていたら、再逆転を喰らうような猛攻を受けていたかもしれない。結果的には、PGとトライとの選択が両者の明暗を分けたといえるが、チャレンジャーの勇敢さに勝利の女神がほほ笑んだ。
ジャパンラグビーは、小兵が大男へのチャレンジの歴史である。
大西ジャパンは、展開ラグビーでカンペイなどのバックスのスピードで世界に挑んだ。
宿沢ジャパンは、ラインアウト、ディフェンス、プレースキックを強化して、相手の弱点とジャパンの得意分野で勝負をかけた。
エディジャパンは、キックを減らし、スピードとスタミナによりボールを保持し続ける攻撃型ラグビーで勝利した。
つづく

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