水曜深夜1時41分からテレビ朝日系列で、パフィの番組をやってます。アメリカでヒットしたパフィのアニメの時間が長いのですが、生のパフィも見られます。結婚しても、出産しても、亜美はやっぱりかわいい!
ということで、山田詠美3作目「ジェシーの背骨」です。彼女、変えてきました。3作目はこんな話です。
主人公のココは男遊びの生活から足を洗い、今はリックという男とその12歳の息子ジェシーと暮らしていますが、ジェシーは少しもココになつきません。そんなある日、リックは親戚の葬式で1週間ほど家を空けるので、その間のジェシーの世話をココに頼みます。両親の憎しみの間で育ったジェシーは素直な愛情表現ができません。ココが彼の好きなメニューの夕食を用意しても、ハンバーガー屋にでかけてしまうし、彼女が困るようなイタズラを際限無く続けます。最後にはとうとう彼女の顔に火傷を負わせ、彼女の憎しみを買ってしまいます。そんなある日、彼の母がやってきてジェシーを連れて帰ろうをしますが、ジェシーは「今は、ここにいる」といい、追い返します。その後、今後のことをリックと私とジェシーで話しているうちに、ジェシーは母として私を必要としてるのでは無く、淑女としてもてなそうとしているのだ、と分かり、ジェシーとココは初めて心の通った会話を交わします。
少年と私のコミュニケーションの話なのですね。しかも少年はただの少年でなく、憎しみの中で育った愛情表現をしらない少年。山田さんの初めての変化球、とても楽しく読みました。次がまた、楽しみです。

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