また昨日の続きです。
ユリカ、現れる。セイジ「売れない元タレント。いつまでもアイドル気取りでさあ、金せびりに来て困ってるんだよねえ。ごめんね。気にしないで」「いいねえ、のんきで。あんたもそのうち、こんなの持ちたくなるよ」。また威嚇射撃。写真を返すセイジ。「大介、今夜はもういいから、相手がストーカーできないように見張ってろ」。札をばらまいて去る。札を拾い、「送っていきます。麻美さん」。「どきゅーん、バン、バン」と麻美。「地下室はどこ?」「危険ですよ」。地下室に入り、「ここ、子供の頃の遊び場だった」「子どもの頃って」「慰めてくれんじゃないの? ビッチはいや?」「〜飼い主ですから」「飼い主ねえ」。キスする2人。麻美「破門された奴がなんでまだ生きてんだよ。飯食わせてもらってるだけでありがたく思えって。あんたはただの店主で、一生飼い殺しだって。ねえ。助けてくんない? 共犯者として何でもあるから〜。奪い返したいの」「命のカタって何ですか?」「聞いたらおしまい。断ったら殺す」「いいですよ」「あたしのプリクラ見たことある?」「プリクラ? 懐かしいですね」「返してほしいんだよねえ。契約書と一緒にセイジが金庫に保管しているらしい。闇金を扱う皆藤法律相談事務所の金庫に。レイプされて写真を撮られたのがたくさんあるらしい」。
フリーのルポライターの富田はハヤトの母の店に行くが、門前払いをされる。
氷頭のベッド。ハヤト「誰に殺されたのか、それだけでも知りたい。しつこくてすみません」。泣くハヤト。「誰だ?」。富田「氷頭さんですね」。(中略)
ハヤト「万代には子供もいた」看護婦「19年も眠っていて、記憶はゼロ」。生地に「仇」と書く氷頭。
ハヤトの母「父ちゃんの恨みだ。組の仕打ち。闇金から金を強奪する。チャカは4丁ある」ハヤト「ガンはパチもんが多い。まず立派な墓を買おう」。
強奪に成功するが、その後、ハヤトの母は自殺に見せかけて殺される。口の中に松浦の組のバッジ。
大介「何で知らせてくれなかったんだよ」ハヤト「松浦のバッジだ」「松浦の手下になるのか?」「まず供養を」「俺にも責任がある」。
“ウェアハウス”の看板。「てめえ、どこの鉄砲玉だ?」。大介、ハヤトを止める。松浦、大介を暴行する。
ハヤト「仇も討てなかった」大介「どこだよ。聞いたよ。おばさんのこと」。富田「土曜日の夜に会おう。一人1億の慰労金だ」。(中略)
ダンスパーティで歌う麻美。セイジ「歌わせてやれ。レクイエムだ」。
床上ではワルツ、床下ではセイジの手下たちとハヤトらとの乱闘が並行モンタージュで示される。逃げ出す女。3人と麻美がスクリーンの裏に残る。新郎新婦の登場。松浦が乾杯の音頭を取る。「チャンスだ」「しかし肝心の二代目がまだだ」「披露宴に来ない親はいない」「いい気なもんだ。こっちはクソまみれなのに」。(中略)
松浦、地下へ。「セイジと松浦の奴らだけでも。もし別れ別れになったら集合場所は病院の駐車場」と言って別れようとしたことろ、サプライズで二代目が登場。二代目、花嫁に「一緒に踊っていただけますか?」。2人、ラスト・ワルツを踊り出す。二代目「どう?」花嫁「幸せです」。「今度は何?」ハヤト「母さんが好きだった曲」「よっしゃ、行くぞ!」「また会おうぜ!」。スクリーンを引き裂き、会場になだれ込む4人。4人を説得しようとする二代目にセイジ「親父、ダメだ」。セイジと二代目、撃たれる。花嫁「セイジさん!」と駆け寄る。銃撃戦。花嫁は拳銃を拾い、麻美を撃とうとするが、大介に射殺される。まだ生きているセイジ。皆藤「さあ、皆、突入して。法的な手続きはちゃんとしてやるから」。「久松のクソガキが! 隠れてねえで出て来い。お前の母ちゃんを殺したのは俺だ。松浦のじいさんじゃねえぞ。俺だ」「ほっとけ、あんな雑魚」。ハヤト、出て行き「死ねや、こら」と拳銃を連発し、相手を倒す。そこに殺し屋(竹中直人)が現れる。弾切れの4人。麻美、撃たれる。蠅の音。ハヤトと大介は組員の拳銃を拾い、殺し屋を撃つが、殺し屋は自分を撃って、火災報知器に弾が当たり、部屋の天井からシャワーが噴き出す。セイジは起き上がり、防弾チョッキを脱ぐ。「親父、これ効くぞ。お前の言う通りだったぞ。お前ら、敵同士だったんじゃないのか?」大介、麻美の盾になり、セイジの放つ銃弾から守る。なかなか倒れない大介に「なんで倒れないんだよ。もういい」。サラリーマン風の男、拳銃をセイジに向ける。「誰だ? お前」。白髪が混ざった頭の万代がその男を助け、セイジに命中させる。倒れるセイジ。
麻美、少女時代、階段を上っていく万代の後ろ姿を見たことを思い出し、倒れる。
この作品も光と影と雨に満ち溢れた映画となっていました。

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