ジャック・ドワイヨン監督・共同脚本の1990年作品『女の復讐』をWOWOWシネマで観ました。
サイト「MOVIE WALKER PRESS」の「ストーリー」を一部修正して転載させていただくと、
「一年前に死んだ夫アンドレにスージー(ベアトリス・ダル)という愛人がいたことを知った妻セシル(イザベル・ユペール)は、駆り立てられるように彼女のもとへ向かう。突然のセシルの出現に動揺するスージーだったが、やがて一人の男を愛した2人の間に嫉妬と猜疑を伴った奇妙な共犯関係が生まれてゆく。そこへ新たにセシルの現在の愛人ステファン(ジャン・ルイ・ミュラ)が加わる。3人で一緒に過ごすうち、スージーは危険な罠を感じつつもステファンに魅かれ、関係を持ってしまう。案の定セシルはそれを知ると憎悪をむき出しにしてスージーを追い詰めた。
そんなある日、スージーのしたことが原因でセシルが2人の男に乱暴されるという事件が起き、セシルは放心状態になってしまう。今や2人の力関係は目まぐるしく入れ替わり、憎悪と罪悪感のはざまで感情の緊迫状態は極限にまで達しようとしていた。その均衡はついに一発の銃声によって破られた。スージーが自らの胸を撃ちぬいたのである。それはセシルの思惑通りのはずだったにもかかわらず、どうやら勝ったのはスージーの方だったらしい。彼女の死に顔を見たセシルは初めて自らの内面の真実を知り、それに耐えかねたかのようにその場を逃げ出したのだった。」
退屈な会話劇だと思っていましたが、衝撃のラストシーンでした。

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