今日はレフ・クレショフ生誕123年目にあたる誕生日です。レフ・クレショフはロシア革命直後にソ連で活躍した映画監督、脚本家、美術デザイナー、編集技師、俳優、映画理論家であり、映画におけるサブリミナル効果にいち早く気づき、それは「クレショフ効果」として、映画を学ぶ学生にとっては必要不可欠の理論となっています。
代表的な映画は『ボリシェヴィキの国におけるウエスト氏の異常な冒険』がおススメです。(というか、今現在、日本で見られるのは子の作品しかありません。)喜劇でありながら、その豪快な疾走感、ロシア人を象徴する熊の毛皮を着た野蛮なイメージ、などが出てきて、抱腹絶倒の映画的興奮に包まれた名作です。もし近くのミニシアターで上映される機会がありましたら、レッツゴーです!!
さて、ジャック・ドワイヨン監督・脚本の1991年作品『愛されすぎて』をWOWOWシネマで観ました。
サイト「映画.com」の「あらすじ」に加筆修正させていただくと、
「ジャーナリストのマリー(シャルロット・ゲンズブール)には同じ年頃のアントワーヌ(トマ・ラングマン)という恋人がいるが、インタビューの仕事で出会った映画監督ポール(イヴァン・アタル)に心を奪われてしまう。アントワーヌはマリーからポールとの出会いを素直に告白され、すっかり疑心暗鬼に。再三のポールからのアプローチと、ジェラシーで自棄を起こしているアントワーヌの間で彼女の心は乱れるが、結局ポールとアントワーヌはマリーを中心にして親しくなった。そしてマリーはアントワーヌの方を選ぶのだった。」
成長したシャルロット・ゲンズブールの姿が見られる会話劇でした。

0