小西康陽氏も言及されてることだが、ここ日本では80年代中期〜後半にネオGSシーンというものがあって、このシーンから後に渋谷系、ガレージ系で活躍することとなる人材が多く排出されたわけでございます。小西さんは「面白い人がいっぱいいた。」という言い方をしていらっしゃいましたが。まあその小西さんに関してはいろいろネオGS界隈であるみたいですけど(笑)。
イギリスでいうところの80年代ネオアコシーンに近いノリがあったと思いますよ。元々パンク精神でアコースティックサウンドっていうのがネオアコシーンの萌芽であったわけで、ネオGSは60年代グループサウンズであるGSをパンク精神で、っていうものだったしね。ネオGSのGSはグループサウンズとガレージサウンドのダブルネーミングであるっていうのも当時どこかに書かれていたように思います。
当時、オレもメチャメチャはまりました。コレクターズ、ファントムギフトは87年の大阪バーボンハウスに見に行ったし、その後、ファントムギフトのサリー久保田さんと懇意にさせていただいて京都METROでヴォーカル、ピンキー青木さん抜きのファントム再結成ライヴまでしていただきました。その後1夜限りのフルメンバーでの再結成があったのでこのファントムギフトはファントムであってファントムでなし、ということになろうかと思います。余談でありますが、その対バンで出演したのが「ちぇるしぃ」で、このライヴを見に来てたのが当時LD&Kで働いていた作田さんって人で、LD&Kから「ちぇるしぃ」がリリースになるきっかけになったのでありますよ。
2003年はファントムギフトのインディ時代総括的CD「ファントムギフトの奇跡」も出ましたねえ。ファントムに関してはものすごーくきめ細やかなファンサイトがあるのでご覧ください。無断リンクはやめておきますね。でも素晴らしいですなあ、このサイト。
先日VIVID SOUNDの田中さんと飲みに行った際もネオGS関連の話でえらく盛り上がったのでした。コロムビアのヒッピーヒッピーシェイクス再発できねえかなー、とかさ。インディ時代のまとめたものと同発したいなー(MERA MERAは未CD化だしなあ)、とかさ。できるかどうかわからないけど、田中さんと連絡とりつつ動いてみたいなあ。
ここにきて盛り上がってきてるんですよ、ネオGS界隈。最近よく話が出るしねえ。
ファントムギフト結成から今年で20周年ですよ(ううむ、そう考えればすごい話だよなあ)。
ネオGS、カッコよかった。メチャメチャ大好きだった。特にファントムギフトが好きだったなあ。コレクターズとかも好きだったけど。その後どのシーンでもそうだけどよくわからないバンドが出てきて一気にこのネオGSシーン萎むんだけどねえ。ちなみに当時ファントムと並んでいいなあ、と思ったのはフォークテイルズ(現BALLROOM RECORDS内門さんがメンバーだった時代。その後バンドはアルケミーからCDを出しましたね)、後にヰタ・セクスアリスとなるランブラーズ(ギューンのスハラさんがいましたね)。あとエンジェリン・ヘヴィ・シロップとか。(実は内門さんにしてもランブラーズのヴォーカル原田さんにしても大学の先輩だったりするんですがね、オレの大学時代は今考えるとすごい話だなあ)、そっちの関西サイケシーンのほうがファントムギフトに近いノリを感じましたね。ライヴを見た後特にそう思った。
またネオGSについては書く事にします。

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