台風、意外と静かですなあ。
さて、台風にめげず、仕事してきました。このクソ台風の中、18時半に横浜到着。もうね、ド真ん中じゃん。でも意外に静か。あっけにとられつつ仕事場へ。とある人を紹介してもらうはずだったんだけど、その人が
風邪で休み
なんじゃそら(笑)。まあ風邪は仕方ないよね。人間休みが必要だよね、ね。
でもお楽しみでオレはキチンともうひとつ仕事入れてたんだもんね。これは仕事というかなんというか。新星堂横浜ジョイナスの由利AKA浮き輪君に会う約束をとっていたのだ。浮き輪君、休みなのにわざわざ(しかもこのクソ台風の中、だよ)出勤したという、なんという奇特な人だ。由利君偉いよ、涙ぐんだね、オレは。思わず横浜ジョイナス地下の菓子が安く売ってるところに行ってチョコ買って行ったよ、
50円(笑)。
新星堂横浜ジョイナス店の由利君はねえ、オモロいわ、この世知辛いレコード店状況の中で光るバイヤーの一人だねえ。ヤツは本気でやってます。
まあ一通りあれこれ話して、由利君プッシュしまくりDa.Me.Records新作、主宰ダースレイダーのアルバム「ガレージ男の魂」を購入して帰宅。
で、だ、そのダースレイダーの作品、これがよかったんだよな。カルデラビスタもよかったんだけどよ。
実は今月のBlast(ヒップホップ雑誌です)に載ってるダースレイダーのインタビューがしこたまよくてねえ。感心しまくってたわけですよ。なぜ1000円(Da.Me.RecordsのCDは全て1000円なのです)?なぜロウファイ(Da.Me.Recordsの作品はノイジー)?その他もろもろ喋ってるんだけど、Blast読者を置いていく喋りっぷり。考えさせられることも多数あります。むしろヒップホップファンよりロックを聴き込んでる人が読んだら納得できる話が多いと思うわ。
彼はガレージ・パンク感をヒップホップでやろうとしてるわけですな。この極端にノイジーでブーストした音質はギターウルフやキングブラザースが初期にこだわったブースト感と本質いっしょなわけですな。
Da.Me.RecordsはガレージパンクでいうところのNuggetsではなく「Pebbles」や「Back from The Grave」シリーズであったり、70年代パンクの星の数ほど出たZ級オムニバスであったり、と。もう聴いたらバチっとそう思ったしさ。
となるとこのサンプルモロの感触の曲は1950〜60年代のノベルティ(レコードをつぎはぎしてドラマにしてたりするやつ)レコードにつながったりするし、ね。そんなこんなでなにせオモロなわけでございます。
これは買い。
ホントにふたたびオモロくなってきてるんだねえ、日本のヒップホップ。ECDやイルリメもオモロだけど、さらに混乱しつつも先に行ってるな。そう思わせてくれる一枚でございます。

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