今日は仕事を早く上がって
pupa初ライヴを見てまいりました。
秋田に行った際にイベント主催の渡邊君から6月2日にpupaを見るために東京に行くのですが、チケットがあるのでフカミさんもいかがですか?というお誘いを受けまして。行きます行きます。いやーありがたい。たぶん誘われなかったら我慢してたと思う。渡邊君、本当にありがとう!
で、行くことが決まった後、オレの周りから「いやー、7月にリリースになるpupaのアルバム、いいですよー、サンプルあるので聴かせましょうか?」とか「今i-podに入っているから聴かせましょうか?」とかそういう甘いお誘いをいくつかいただいたのだが、それはキッパリ断って。
皆さんと同じく、事前に音の情報を一切入れぬままライヴに臨むことにしたんですよね。
チケットは完売、ということで会場のリキッドルームは満員。少し早めに会場入りしてステージ全体が見渡せる好位置をキープ。
まずはオープニングアクト、これが2年以上ぶりのライヴだった
anonymass。これも嬉しい。キセルのライヴでバックをしていた時期は見ていたというものの、anonymass自体の演奏を見るのは実は初めて。僕の京都時代に関西でライヴがしたいということで何度か直接連絡を取り合っていたりしてたんですよね。結局上手くいかず…。そんな関係だったので、こう、リキッドでライヴを見るのはなかなかに趣き深いものがございますね。
音響以降の、とか、チェンバーミュージックとか、アヴァン・ポップとか、そんな言葉がネット上にあるけれど、思うよりずっと聴きやすく、ドリーミィ。最新作はYMOのカヴァーだったので、最後はその中から2曲。原曲とはかなり違うアプローチにYMO至上主義の皆さんはどう思ったのだろうか。
30分ほどでanonymassのステージは終わり、いよいよpupa。
幕が開くと(後で登場の原田知世さん以外)直立不動。おお、かっこいいぞ!ドラム叩く幸宏さんかっこいいぞ!
いやー、周りの皆さんが「フカミさんはきっと好きや」とか言った理由がよくわかる。80年代中期〜後期のユキヒロさんのアプローチを思い出す、とかいうセリフもよくわかります。もっとエレクトロニカっぽいのかなあと勝手に思ってました、何せ音の情報がないからね。でも実際はヴォーカルを大切にしたポップ・ミュージック。エレクトロニカ混じりのあくまでポップス。
今回のサウンドプロデュースを勤めるanonymass権藤さん以外は全員ヴォーカルをとってましたね。高野さん歌う、高田さん歌う、堀江君歌う、ユキヒロさんも知世さんも歌う、と。人によっては知世さんのヴォーカルが少ないと感じる向きもあるでしょうが、バンドだからねー。お互いの持ち曲をやらずに7月のアルバムの曲で勝負をかけている姿勢はスバラし。これでYMOの曲とかやられたらお客さんは喜んだだろうけど、ちょっとガッカリしたと思うんですよ、結局それか、と。それはなくてオレはよかったなあ。
しかし知世さんが歌うと知世さん色に見事になるんだよなあ。あと高野さんの歌がなんだか(曲と相まって)初期の高野さんの歌を思わせるところがあり、そこもよかった。
ライジングサンに出演決定、ということらしいけど、これは野外で見たらきっと楽しいと思うなあ。その頃までにはCDがリリースになっているので皆で歌ったらいいよ。How? とか。野外で見てみたいなあ。
2時間は腰にきたけど、それでも満足なライヴでございました。
ライヴ後は渡邊君と居酒屋でダラ話。ああ、いいモン見せていただきましたわ。
で、明日もライヴを。なんでしょう?それは明日をお楽しみに。

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