コロムビア*レディメイド様からお誘いを受け、今日も恵比寿に行きました。
もう昨日の
コロムビア*レディメイド オフィシャル・サイトをご覧になった方はお分かりになると思いますが、昨日と今日、恵比寿で
長谷川きよしさんの公開レコーディングが行われていたのでございます。
道に迷い、開演ギリギリになって到着。ほとんど挨拶も出来ず、着席。なんたってレコーディングですからね、遅刻厳禁じゃないスか。焦った焦った。
レコーディングは閑静な場所に在る地下のホールで行われました。大きくもなく、小さすぎず。
全身黒で統一された服を着た長谷川きよしさんが奥様に手を引かれて登場すると、もうホント、びっくりしましたよ。長谷川きよしさん、来年60歳になられるということなのですが、全くそうは思えない。40代くらいにしか。本当です。
音叉を使って丁寧にチューニングをされた後、1曲目Fly Me To The Moonが奏でられ、長谷川さんの生声を聴いてまたびっくり。全く声に衰えが無い。
いや、それは
『うたとギター。ピアノ。ことば。』に収録された長谷川さんの歌う「僕のピアノのそばにおいで」で既に聴いていてわかっているのだが、わかっているが、この伸びやかな声は一体!?ホントにこの方、60歳間近なのか?ため息が出る。
ガットギターの響きも声もホール全体に広がってとてもいい空間。
歌われた曲目が何なのかは後にCD化されるでしょうからいちいち書きませんが、もう、ね、様々な歌がうたわれました。ボサもシャンソンも歌謡も、もちろんあの曲も。自分で選んだいい詞、いい曲を国を問わず歌っていく、という姿勢が本当によく表れていた素晴らしい選曲だったと思います。1日目はどうだったのかな?気になるところではありますが。
ライヴ中長谷川さんが「世が世ならシャンソン歌手といわれてもおかしくなかったのに、デビュー時にフォークブームだったがゆえフォークシンガーの部類に入れられたが、実際はほとんどフォークを歌ってない」とおっしゃっていたのですが、シャンソンという言葉が元来のフランスで言うところの歌、大衆歌という意味で使われるのなら、長谷川さんの存在というのは間違いなく「シャンソン歌手」というべきでしょうね。長谷川さんが和製シャンソン歌謡といわれていた平岡精二さんの曲をカヴァーしているというのは(『うたとギター。ピアノ。ことば。』収録曲「僕のピアノのそばにおいで」)フォークシンガーとして長谷川きよしを認識してる人は違和感があるけど、実は全く違和感がないことだったり。
途中休憩を挟みながら2時間半、たっぷり楽しませていただきました。
それにしてもあのギターの響き。長谷川さんは若いときから既にあの奏法なのですが、今ああいう奏法のギターを弾く若い人、いないですよね。いたら見てみたいよなあ。そんなことを考えながら帰路につきました。
さて、明日から関西出張ですよ!明日は大阪、そして京都!
それではみなさん、おやすみなさい。

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