まあそういうわけでマイケルショックがまだ続いているのですが。
今日は仕事を早帰りさせていただいたのでさっきやっていたフジの特番を見ていたんだけども、小倉さんはええけどもねえ、せめて一人くらい音楽に詳しい人を連れてきなよ、と言う気持ち。
あのねえ、小倉さん、あなたのマイケル像は80年代で終わってるのかもしれないけどさ、90年代以降のマイケルのアルバムもキッチリ売れてるぜ。80年代ほどではないにせよ、インビンシブルも米英ともに1位になってるしさ。
確かにクインシーとのコラボレートの時期のマイケルはとてつもないけどさ、その後、果敢に当時のニュートラックだったニュージャックスイングにテディライリー連れてきてアプローチしたデンジャラス以降の作品もいいんだよ。
でもってマイケルが白人に近づこうと色素を抜いて整形して、という話をしてたけどさ、これも憶測なんだよね。整形はともかく肌が白くなっていったのは本人は病気と言ってる訳で、それを無視して一方的に脱色とする論調はいかがかと思うぞ。
とはいえ、じゃあ自分の好きなアルバムは?と問われるとクインシーとのアルバムだったりするんだけども。オレ、「Off The Wall」が好きなんだよなあ。多幸感あふれるRock With YouやナイスダンサーのDon’t Stop Til You Get Enough、泣けるShe's Out of My Life などなど、たまらんですよ。でも一番好き、というより今聴いて一番シックリ来るっていうことかもしれん。
その後の作品も素晴らしい楽曲がいっぱいあるよね。ThrillerにはGirl Is Mine、P.Y.T、Human Nature、Billie Jeanなどなど、BadにはAnother Part Of MeとかSmooth Criminalとかさ、そしてDangerousにはJamもRemenber The Time、Heal The World、InvincibleにはButterflies、You Are My Lifeと、まあ素晴らしいよ、どれもいいよ、マイケルいいよ!
今日渋谷のHMVに行ったら、1階から3階、つまりロックのフロアもヒップホップ、ソウルのフロアもマイケルがリピートされていた。
それを聴きながらつくづくマイケルはジャンルを超えたまさにKING OF THE POPSだったんだなあ、と思った。2PACやNotorious BIG、KART COBAINが亡くなった時もショックだったとは言え、一般的にはそれぞれのジャンルの中でショックだったんだよなあ。2PACが死んでもロック好きの人には「ふーん」だっただろうし、その逆KART COBAINが死んだ時もソウル、ヒップホップ好きの人にとっては「ふーん」だっただろうしね。
その両方どころか、普段洋楽を聴かない、邦楽志向の人にすら衝撃を与えているのはすごいよね。
若すぎるよ、マイケル。50歳で。まだまだできることや名曲もいっぱい生んだだろうにね。本当に残念。
その死を悼んで今日はマイケルを聴きながら寝ますわ。

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