今日はインフルでずっとお酒を自重していたんだけども、解禁して楽しく愛すべきバカたちと飲みました。肉も食ったしな。ああ、肉っていい!肉。おいしいなあ、肉。
というのも先週はインフルでほぼ肉肉しいものをくっていなかったから、なんだけども。
で、飲みの席で出たのは「大丈夫ですか?不景気で」みたいなこと。
うん、景気がいいとは言えないけども、心配していただいてもねえ、という感じ。「しかし逆風ですよね、レコード会社」、とかなんとか。まあそれも新しい仕組みができるプロセスで仕方ないことじゃないの?そんな話を色々してました。
でもさあ、なんかさあ、オレってへそまがりだから思うけども、いわゆるメジャーのレコード会社が全部無くなったらいいの?ホントにいいの?って思う。
だいたいネット上にあるそういった「レコード会社が搾取」うんぬんの論の場合まな板にあげられるのはバンド、もしくはシンガーソングライターといった自作自演の音楽がほとんどなんだけども、それだけじゃない、ってことは皆さんもおわかりの通り。
曲は作らないけど歌が上手いシンガーがいて、その人に曲を用意して、練習して、レコーディングして、商品化して、リリースして、ヒットさせて、っていうプロセスが果たして一定のクオリティも求めつつ現在のメジャーのレコード会社の仕組み以外のところで成り立っている事例がいくつあるのか?
それだってインディでもできるさ!っていう人は具体例として挙げて頂きたいけど、そりゃ企画ものっぽい形や特定のジャンルではあるだろうけど、まだまだ難しい。未来はわからないけど、現時点ではまだ難しいのは確か。まあどこを成功のポイントにするか、例えば地方限定で活動してるシンガーが自主でCDを出してイベントでCD売りまくって、これで成功、といわれたらまあ成功かもしれないけども。
これはあくまで一例だけど、まだまだいろんなパターンがあって、その全てが新しい方法で何とかできる、ってわけではないのです。…とはいえ今のままでエエって訳でもないとは思いますがね。
それぞれがそれぞれのやり方で成功を目指せばよいと思うんだけども、どうも皆さん対決姿勢がお好きなご様子。表現者が何を求めるか、その方法は求めるものによって決めたら良いと思うんですけども。それを第3者がガアガア言うのもね、おかしいねと思いますなあ。あ、その方法に従事してる人は当然自分の方法がいいよ!とは言うだろうけどね。
で、誰も用意した方法をチョイスしなくなったら当然その方法は淘汰されていくわけだ。
そんなことを
まつきあゆむ君の「1億年レコード」を聴きながら考えた所存でございます。まつき君は彼の考えるオモチロい、夢のある方法でこの作品を販売してて、僕はその方法をネット上で見た時に「オモロい!」と素直に思いました。
彼の選んだ方法は僕の想像をはるかに超える評価を得ておりますね。よかったなあ。
ただ、この方法が全てのミュージシャンに有効かといえばけしてそうではないでしょう(そこがよかったりもするんだけども)。彼の成功は彼がこれまでやってきたこと、自分でチョイスした方法に対してキチンとやってのけるだけの技量、そういったものに裏打ちされているわけで。
次は、誰が、さらに「こりゃオモチロいわ!」と思うやり方を編み出すのか?そういうワクワクする感じが2010年だと思うんですよね。不況だー不況だーと延々言っててもオモロくないですからね。
僕も、どう?みなさんオモロいでしょ?っていう方法を考えたいものですなあ。

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