はい、3連休の最終日でございますね。皆さん、どうお過ごしでしょうか。
俺は3日とも何らかの予定が入っておりまして、まるっと休みというのは来月までないのええございますよ。
土曜は昼間から行われたイベント「songscrap vol.2」というイベントで場内音楽のお誘いを受け、参加しました。イベントは楽しかったなあ。長時間で疲れたけど。そりゃイベントだけで7時間ありましたからね。流石に後半は集中力がなくなってライヴを見るのもちょっとお休みしたり、お休みして焼酎ウーロン茶割を飲んだりなめろう食ったりしておりました。思ったよりレコードをかける時間がいっぱいあって持っていったレコードが多いかな、とか思ったけど実際は持ってきてよかったなあ、ということに。
このイベント、後半は関西勢が大挙出演しておりまして、久しぶりに会う顔が多くて嬉しかったなあ。原田茶飯事君にしても、寺前未来さんにしても、以前の印象とはどんどん変わっていってて頼もしい。ともにいわゆる関西のシンガーソングライター然とした音作りからどんどん外れていってるのはとてもいいなあ、と思った。原田君は飽きさせないライヴを展開してたね。曲も丁度いい長さでどんどん展開するのはとてもいいと思う。MCもオモロいし、初見のお客さんが退屈しないことに焦点をあわせたいいライヴ。寺前未来さんはね、実は以前俺は彼女に若干ネガティヴな印象を持っていて、悪くはないけど、お客さんがこんなに入るほどのポテンシャルを持ったシンガーソングライターか?と思ってた。でもね、彼女もどんどん変わっていってるね。そしてその変化、俺はとてもいいと思った。いわゆる女性シンガーソングライター好きの皆さんからするときっとこの変化、受け入れられるかどうかわからないけどさ。ライトな曲でお客さんをひきつけて、聴かせる曲をきっちり聴かせる、というライヴ回しができてるなあ、と。それはきっと関西でできている新しい友人達の影響でもあるのかねえ。
元groundlab、ホリーユータ君率いるホリーユータ with band of harrisonも久しぶりに会ったけど、力のいい感じで抜けた、でも曲の良さが伝わるライヴ。場内満員で大変でございましたね。
他の出演者もよかったなあ。トップバッターのオガサワラユウ君はのんびりとした空間を作ったし、roppennが前回のライヴから一気に上手くなって息が合ってるのが可笑しかったり、初見のblend noteのブラックミュージック好きな部分に惹かれたり。関西で名前をよく聞くLa Turboもお客さんをガッチリ掴んでいましたねえ。
ライヴが終わって打ち上げで飲み過ぎていい酔い方で帰れましたよ。わあわあ言い過ぎてスマン、という気もするけどさ。場内音楽もね、今まで買ってかけたことのないレコードをかけれて嬉しかったなあ。鷹魚剛がかけれたのは特に。いいなあ、こういう作品がもっとあったらいいんだけど。
日曜は夕方から渋谷へ。夜に外苑前でライヴを見ることになっていたから、なんだけど、まあ何せ人が多い。レコファンに寄って下田逸郎のアルバム「飛べない鳥、飛ばない鳥」を買う。980円。もうどんどんレコード安くなってておりゃあ嬉しいよ(笑)。このアルバム、いい曲多いね。
外苑前でのライヴはまだ若き、そしてこの日がほぼはじめてのワンマンライヴを行う女性。会場はみっちり満員。太っててすみません、という感じ(笑)。ライヴは印象が散漫で、完成度は正直まだまだだけど、まあ初めてなので、ね。歌っているのが楽しい、という気持ちが出ててとてもそれはよかった。
しかしライヴ、休憩を挟んでいるとはいうものの2時間もやるとは…。満員ということもあり、終わったらひどく疲れてしまった。
家に帰ってネットをチェックしてると、土日で行われたとあるフェス(フェスとは到底思えないけど)の集客が散々だったことが報告されていた。自分もちょっと関係のあるミュージシャンも出演していたのでスタッフ、そしてそのミュージシャンの心中を考えたら笑えないなあ。
自分も数年前はフジロックやサマソニに行っていた。今でも仕事でロックインジャパンや地方のフェスに行ったりもする。野外でライヴを見るのも好きだし(天気がよければ)。でもなんだかこのニュースを見てて、フェスというものをありがたがる時代ももういよいよ終わりだなあ、という気が個人的にしている。未だにフェス信仰みたいなものがレコード会社内にはあるようだけど、もうそんなもの数年前に終わってるよねえ。フェスで新人のバンドがドンとブレイク、なんていう現象ももう過去の話。元々ライヴのポテンシャルが高くて、初見のお客さんが見ればどんどんついてくる、っていう状況のバンドがフェスに出て初めてそのフェス・ブレイクの神話があったわけだし、レコード会社がプロモーションの一環で突っ込んでもなかなかうまくいかんと思うよ。いくつやっても、さ。一般の人にも出演がプロモーションの一環で、というのはとっくにばれてるしね。
野外だろうと屋内だろうとフェスだろうとイベントだろうと内容がよかったら出て行くべきだろうし、単にフェスがダメなんじゃなくてもはや当たり前、という話。
今回のこのフェス(フェスじゃないと思うんだけど)、深夜のTV番組が情報の中心として機能するはずだった。それはネット上にほとんど書かれていないけどさ。同名の番組あるんですよ(笑)。でもねえ、その中心となるTV番組の存在すらあまり書かれていない段階でもうダメじゃん(笑)。そして他のフェスが半年くらい前から周到に出演者を発表していく中で、ほんの2ヶ月前に、しかもあのTVで普通に見れるような、ライヴが強いとか盛り上がっているというような、そういう情報もほぼないメンツを集めてそれでTV番組もやってるからお客さんが集まると踏んだ企画者はセンスのなさ、情報力のなさを猛省したほうがよろしいかと。
秋にもやるみたいだけど、それはもうちょっと入ると思う。今回これだけネガティヴなイメージが書かれたんだから、みんな怖いもの見たさで(笑)。でもライヴがよくなかったらボロカスに書かれるんだろうなあ。だってフェスの雰囲気を楽しむイベントじゃないもんね、完全に。
そのネガティヴさもよし、仕事だからとスタッフが思えるのなら出たらいいけど、たぶん今回参加の出演者側のスタッフは怖いから次回出るかなあ。

4