東北から帰ってまいりました。
帰りはバスで弘前から盛岡へ、そこから東京へ新幹線で、というコース。
なんでそんなコースか、というと、今日盛岡でレコード祭りがやっていて、木曜日にDISK NOTEやNEAT RECORDSにお邪魔した時に誘われたから、ということが一番の理由ではありますが(笑)、弘前からそのまま帰るのも、盛岡へバスで行って帰るのも、時間は1時間くらい余分にかかるとはいえ、実は金額があまり変わらない、むしろそっちのほうが安いということがわかったから、なのであります(皆様も覚えておこう・笑)。
さて、盛岡に着いたのは昼。本当は盛岡冷麺を食べようかな、なんて思ったけれど、いきつけのお店は満員。そこで時間がとられるのも、と思い、じゃじゃ麺に変更。
じゃじゃ麺、まあ嫌いではないが大好き!というほどではないんだけれども。
食べて即レコード祭り現場へ。思うより広く明るい会場でレコードも豊富。嬉しかったのはシングル盤が豊富に出ていたということ。東京の某所のレコード祭りよりたくさん。ありがたいね。
東京のレコード祭り、時間に余裕があれば行くけれど、あまり昨今は当たったことがない。普通に店舗に行くほうが安くて当たりがあるんだよな。難しいところだけど、地方のお店がレコード祭りに持ってくる盤って平均より高くない?都内のレコード店がどんどん値段を落としていることをたぶん存じ上げないのだろう。いや、知る必要もないんだけどね、中古レコードなんだから。自由設定で良いのだけど、ただ僕にとっては高いので買わない、ということだ。
でも今日は値段も控えめなお店が多かった。結局6000円くらい買ったよ。レコード祭りでそんなに買うことは実は少ないんだよな。
まあそんなレコード祭り現場でちょっとしたことがありました。
あのー、レコード買う皆さんもたまにこんな経験ない?自分が見てるエサ箱のそばにいつも同じように見てる人。ジャズに移動しても、シングルのコーナーに行っても、なんでかその人がいたり、追っかけてきて自分のそばに立つ。競うようにレコ箱をつつく。今日はそんな人がいました。歳の頃なら30代後半くらいの男性。
どこに行ってもその人がいつの間にかそばにいる。
正直言ってウザい(笑)。
またその人、レコード見ても綺麗に戻さない。シングル盤とか(ちょっとだけど)はみ出したまま移動してたり。そういうところもだんだん気になって、ウザくなってきて移動したら着いてくるようにまたそばに来てさあ(笑)。
いや、ウザいといってもちょっとだけどね。心の中で「ああ、もう、またこの人」とか思ってて。で、あらかたそれでもお目当てのエサ箱は見終わって、でももう一度念のために回っておくか、と思って邦楽のコーナーに行くと、また例の人がいるんだけど、でもそばに女の人がいたのね。どうやらその人の奥さん。で、ちょっと耳をそばだてて2人の会話を聞いていると、奥さんはダンナがレコードを見るのを待ってたけど、あまりに時間をとるから怒っているようで。
「ねえ、もういがべ?いっぺ見たべ?な?」(ねえ、もういいでしょ?いっぱい見たでしょ?ねえ?)←うろ覚えで書いております
と、まあ奥さんお国訛りでそんなことをおっしゃっておりまして。
そしたらダンナさんは
「もうちょっこいいべ?」(もうちょっといいだろ?)
とこちらもお国訛りで。
なんかそれ聞いてたら、今までのウザいわーとか思っていたことがスウーっと氷解いたしましたよ。ああ、がんばれ盛岡の同輩。シングル盤を綺麗に戻せないのも急いでいたからなだろうなあ、わかるよ、わかる!急いでいたら仕方ない!!とか思って。
まあ何のことはない話でございましたが、そんなことがありましたわ。お国訛りってええもんですなー。
そんなこともありつつ意気揚々と会場を離れると既に2時間以上が経過。
こりゃ急いで戻ろうかと思いつつ、本屋に立ち寄って「
ロックンロールストーブリーグ〜ステレオ!〜これがロック漫筆VOL.1〜」を迷わず購入。安田謙一さんと
辻井タカヒロさんの筆がうなるオモチロ本。笑いつつ、脱線しつつもちゃんと話は落ちる、なるほど!(一部の人々にとって)ためになる!話連発の名著!辻井タカヒロさんの絵も実に味があってオモチロいですなあ。
帰りの新幹線で熟読。でも全部一度に読むのはもったいないので半分で我慢。
3度も出てくる町田町蔵のセリフ(その通り!)や映画「キャリー」とDr.John「ガンボ!」の関係やリメイク版「Dawn of the Dead」はなぜタイトルが「ゾンビ」じゃなかったのか(日本の映画関係者のアホ過ぎな見解に呆れる)などなど、ねえ、読みたいでしょ?ねえ、ねえ?
買うべ?なあ、買うべ?

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