LADIES AND GENTLEMEN(eagle vision)
ローリングストーンズ1972年のコンサート。上映は一度きり、あとはオクラ入りで皆ブートでお世話になっていた作品DVD化。映像はレストアされて綺麗になってるし、何より音がいい。ローリングストーンズのライヴはこのミックテイラーがいた時代が最も好きなことを再確認。輸入盤はとっても安くてお買い得。
The Best Of SOUL TRAIN(Time Life Records)
プライムショッピングが売っているSOUL TRAIN BOXの分割1〜3。マイナーどころはカットされ(それが見たいのに!)、ほぼ口パク、80年代以降はナシ、と引っかかるところはあるけれど、それでもやっぱり70年代ソウルミュージシャンがこうしてまとまって見られるようになったのは嬉しいよねえ。CMやソウルトレインギャングによるダンス、ゲームなど、演奏以外の部分も実は楽しかったりして。
で、映画の内容は?といえばオレ的にはとても満足。でもこれ、たぶん不快感を示す人も多いでしょうなあ。
モンスターが出てくるとはいえ、モンスターホラー度は思うより低い。これはCLOVERFIELDもNIGHT OF THE LIVING DEADもそうなんだけど、ここでまず残念、と思う人もいるだろうし、キャラクター設定でやたらクセのあるキャラが多く、ここも好みがある。そしてそしてエンディング…結末はもちろんいいません。これは思い切り賛否両論でしょう。
なにせ賛否両論渦巻く作品ですな。でもそこがいいんだよねー、オレにとっては。
ロメロのゾンビものもホラーというより閉じられた空間での人間の心理状況が面白かったりするし、CLOVERFIELDも情報がない中での逃亡、が面白いわけで。
土曜朝っぱらから宅配便に叩き起こされて荷物を受け取りました。受け取ったのはマイケルジャクソンのTHIS IS IT、そしてもう1本。THIS IS ITは今夜ゆっくり見させていただくとして、早速もう1本のほうを見させていただいております。土曜の朝から見るにはかなり濃厚な作品なんですけども。
そのもう1本というのは1974年、アフリカ、ザイールのキンシャサで行われたモハメッド・アリVSジョージ・フォアマンの試合、いわゆるRumble In The Jungleの前座として企画された3日間12時間にわたるコンサートの模様を収めたドキュメンタリー、SOUL POWER。
アリとフォアマンのメインイベント、Rumble In The Jungleについては映画「モハメッドアリ かけがえのない日々」で発表済。この作品と一緒に見るのもいいかもしれませんな。
まあなにせ出演者が豪華。地元のミュージシャンやダンサーに加え、OK JAZZ、Pembe Dance Troupe、スピナーズ、ビッグ・ブラック、ビル・ウィザーズ、シスター・スレッジ、ミリアム・マケバ、ファニア・オール・スターズ、BBキング、クルセイダーズ、そしてジェイムズ・ブラウン。
マイケルのTHIS IS ITのDVD発売ですっかり霞んでしまっておりますけど、ホントはね、これももっと話題になるべき作品でございますよ。発掘映像としてはFESTIVAL EXPRESSとか並に凄いかと。
国内でもきっとそのうち字幕がついて売られるだろうけど(発売はまだ未定)、いち早く見たくって、ねえ。
ライヴシーンが各アーティスト1曲でちと物足りない。話によると100時間を超える映像があったらしいのだが。まあドキュメンタリー部分も含めて、ということだったのかもしれないので仕方ないかな。あとね、「SOUL TO SOUL 魂の詩」ほどの観客の熱狂は感じられない。客席が暗くてあまり映らないっていうこともあるけども。まあSOUL TO SOULが異常な熱気なんだけどねえ。ウィルソン・ピケットのダンス天国のシーンはもう暴動だもんな。しかも朝5時なのに。
とはいえ見所はいっぱいあります。ミリアム・マケバの髪型とか(笑)。BBキングやクルセイダーズのライヴも熟しててよかったなー。でね、シスタースレッジがかわいいんだ。シスタースレッジってかわいかったんだなあ、って思ったねえ。セリア・クルーズとファニア・オールスターズのラテン勢の華やかさも光る。レイ・バレットのコンガがフィーチャーされまくりで嬉しい。
ま、そんなグダグダな感想もありますが、やはりジェイムズ・ブラウンですかねえ。JBだけやはり特別扱いで数曲1974年っていうとJBのキャリアではちょっと落着いてきた時期、と言われているけど、それはあくまでアルバムのお話で、ライヴはやっぱり凄いんだわ。
ダニー・レイ(最近麻薬で捕まっちゃいましたなあ)のMCに乗って登場したJB(ヒゲあり)、歌うはTHE PAYBACK。まー、衣装が凄い。ジャンプスーツの腹のところにラメで「GFOS」の4文字。GOD FATHER OF SOULですよ(笑)!!続いてCold Sweat。
嗚呼、肉食いてえええ!!え?でもこれで終わり?マジ?んーちょっと消化不良かも。ま、贅沢は言うまい。
そんなVelvet Velvetと同時に購入したのはミシェル・ゴンドリーの作品集、「MICHEL GONDRY 2 more videos Before & After DVD 1」。Directors Labelでドギモを抜かれて早5年以上ですよ。Directors Labelに収録されていない、その後に制作されたPVやその前に制作されていたPVを20本収録。そこに短編映像や撮影風景を加えた3時間の大作。
元々このDVD、ミシェル・ゴンドリーの公式サイトのみで4月に販売が始まったもの。ニュースでは読んでいたけど、買いそびれてました。それがタワレコで販売を開始したんですなあ。2500円なんだな。買いだよな、これは。即買いでしたわ。
Directors Label収録のChemical Brothers「Star Guitar」やKylie Minogue「Come Into My World」White Stripes「The Hardest Button To Button」Daft Punk「Around The World」(全部名作だな)といったキャッチーな作品に比べれば、ちょっと地味な内容に感じられるかもしれないけど、もうね、映像見たら唸るよ、やはり。リプチンスキーと比較されるのはよくわかる。でもリプチンスキーのセンスに小ガキ生の気持ちを注ぎ込んだような無邪気さは見てて爽快なんだなあ。
このDVD、タワーしか売ってませんので。早めに買っておいたほうが良いかもなあ。