なぜ山に登るのか。そこに山があるからだ(
ジョージ・マロリー)。
話は味仙での江口君(stereo fabrication of youth)との会話に遡る。
「いやー、名古屋にせっかく来たんだったら、山に登りましょうよ、山に。」
ということで日曜は比較的余裕があったので昼間から福岡太田君もいっしょにふたたび3人集ったわけです。山、に登るために。
山とは何か?カンの鋭いみなさん、そしてネット中毒のみなさんは察しているかもしれないね。
名古屋の山といえばコレだッ!!
喫茶マウンテン
2階建てのように見えるが平屋。
去年の改装オープン後、看板へ強引に写真が貼ったところがオシャレだね(そうか?)
味仙の辛い物攻撃ですっかり荒れている内臓をものともせず、やってまいりました、喫茶マウンテン!喫茶マウンテンについては面倒くさいので
コチラへ。
着いたらもうこんな感じですよ。

並んでます並んでます。中年男3人(一人中年間近な男含む)グダグダと喋りながら、結局1時間近くかかって店の中へ。

で、グダ喋りの最中、オレの思いつきで、「じゃんけんで負けた一人は他の2人が決めたメニューを食わなくてはならない」という縛りを決め、無邪気に3人じゃんけんすると
…負けたのオレじゃん!!ストレート負けしてるじゃん!!
席に着き、メニューを見つつ、あれこれ。結局頼んだのはこちら
フカミ-甘口いちごスパゲティ(冬・春限定メニュー)
太田-甘口抹茶小倉スパ
江口-黒いチャーハン
オレは江口君のチョイスでいちごスパを食う羽目に。大丈夫なのか?いちごスパってよう。
ほどなくまずは江口君注文の
黒いチャーハンが到着。

…なんスかね、これは。どうやらイカスミのチャーハンなのだが、ところどころイカや卵とかに混じって白いものが。白いものの正体はショートパスタです。なんでショートパスタ入れるかね。
なんだか見ていたら
ドス黒い油に塗れた工場の廃棄物を想起してしもた(失礼)。
怖々スプーンで口に運ぶ江口君、一言、
「あ、普通です」
と。早速我々も食ったところ、見た目より思いのほか普通。っていうか、おいしいスね、普通に。もぐもぐ。
そしたらキターッ!!遂にキタ、オレのメニュー!!
甘口いちごスパ(冬・春限定メニュー)!画像、ドン!!
うわー!!キレイやー!!っていうか食べ物とは思えないこの色!!ケミカルやーッ!
ドピンクやー!!
まあそんなことを言ってても仕方ないのでハシで持ち上げてみる。

うわー。
そしたらぬくぬくとしたスパから香りが立ち上るのだが、その香りときたら
ねりけしいちご味
の香りそのものであります。これホントに食うの?マジで?いや、これ、一気に行かないと無理。絶対無理!ということで一気に口にほおばる、その瞬間口から鼻に抜ける
カキ氷のシロップいちご味(と匂い)
うごごごごごご。
しばらくお待ちください(画像はマウンテンの外の植え込み内でひっそり我々を見守る信楽焼き)
そしたら続いて残りの太田君のメニュー、
甘口抹茶小倉スパが到着。画像ドン。

うわー、なんじゃあこの色。
食った太田君一言、
「苦い」と。
どれどれ、と食ってみたら、たしかに苦い。っていうかこれホントに抹茶を絡めてあるわけね。
しかしこのオレの頼んだいちごスパ、
凄まじい不味…、否、
未知の味。食いやすいように生クリームを混ぜてみるも、とにかくこの人工香料のねりけしの匂いがダメ。まったくダメ。ギブアップ!
太田君も抹茶スパを黙々と食らうも、こちらもギブアップ!!
登頂完全失敗

ほとんど残ってます。
実は食う前に周りの人が残しているのを見て太田君が「もったいねえー!!」と怒っていたんだけど、ギブアップした太田君曰く、「無理。完食無理!」とのこと。でもそんな太田君の横の席の男の人はサクっと完食してたんだけど(笑)。
申し訳なさげにお金を払い、逃げるようマウンテンを出た我々でございました。いやー、あのね、食べ物っていかに香りが大事かわかりましたわ。いちごスパ、意外と甘さ控えめなんだけど、とにかく匂いがキツくて、店を出てからもしばらくウッとかなったですよ、エエ。
その後我々は気を取り直して江口君が連れて行ってくれた
コメダコーヒー本店で名物シロノワールをいただきました。

もちろんこちらは完食。ああ、シロノワールが優しい…。美味しい、シロノワールちゃん…。と思わずちゃん付けをしたくなるほど甘美なシロノワール。
ということで山、完全失敗の話でございましたよ。
無理!絶対無理!!

0