6月5日に投稿していますが、5月25日の出来事です m(_ _)m
この日、朝一番で高峰高原へ。先日下見をしたあの場所です。
会議がメインかとおもいきや、外来種の駆除作業が大変でした。
しかも雨の中。標高2千mの寒さで雨の中の作業はこたえます。
私は太ってしまったためにカッパの下がはけないため、下がパンツまでびっしょり。
それでもみなさんと頑張って外来種の駆除をしました。
駆除した植物は「ハルサキヤマガラシ」
パッと見「菜の花」みたいな黄色い花を咲かせて、時に大群落を作るので綺麗だな、と思って見てしまう方も多いかと思うのですが、ここ高峰高原では貴重な高山植物を駆逐する勢いで増えるのを恐れて毎年駆除しているのです。
問題なのはその繁殖力。一つ花が咲いてしまうと種がものすごく出来てそれをまき散らし、来年はそこでごっそり繁殖。数年後には大群落。たんぽぽと同じように垂直に伸びる太い根を持ち、抜いてもその根が残っているとまた伸びてくる、という恐ろしいまでの根性。ああ、今気が付いた。根性って根のサガ、と書くのですね。
4トントラックに山盛り一杯くらいのハルサキヤマガラシを抜いて、びっしょりになった下半身をホテルのものすごいストーブで乾かしました。いやぁ、あっという間に乾いたので助かりました。でなければ2,3日寝込んだと思います。
午後は会議。色々と深刻な問題が発覚。詳しくは書かないけれど大変です。
ちょっとしたことを提案。採用される感じでした。
そして高峰高原から下ってみると、なんと嬬恋村はハルサキヤマガラシがわんさか咲いているではないですか。あれほど抜いたにっくきハルサキヤマガラシも、これほど繁殖しているとお手上げです。高山植物が咲くエリアに入り込まないようにするのが精一杯なんだろうか。
で、問題のハルサキヤマガラシとは、こんな植物です。
見ている分には綺麗なんですけどね。
名前の語源は、春の山に咲くカラシナに似た味の植物、ということらしいです。
ためしに茹でて食べてみようと思って少し摘んだのですが、既に固そうでおいしくなさそうだったので食べるのはやめました。。。

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