いきなり真っ赤な写真でびっくりされたかもしれません。
この日、テレビでラッシャー板前さんがキムチ作りをする番組を見て、ムラムラっと来てしまい、ついに作ってしまいました。
娘が産まれてから辛いものは授乳に影響する(お乳が止まる)と聞いて、キムチなど辛いものは控えていたのです。正確には、妊娠がわかってから辛いものは控えていたわけです。実に3年ぶりに作った本格キムチです。
元来私は辛いものが大の苦手でした。ある日、あれは平成5年くらいだったか。。。自分が栃木県の山奥、藤原町の中三依というところに住んでいた時、辛いもの好きに変わった出来事が起きました。
当時向かいに住む子供達と良く遊んでいたのですが、ある日そこのご主人が、河原へバーベキューに行こう、と誘ってくれたのです。そこで肉を焼いたり、河原で遊んだりしている時、向かいのご主人の奥さんの知り合いで川治温泉に住む韓国人の女性(日本人とご結婚している方)が、キムチを作って来てくれて、食べるかい?と誘ってくれたのですが、大の辛いもの嫌いな自分は、「いや、自分、辛いモノは苦手なので」と丁寧にお断りしたのですが、「そんなに辛くないよ、食べてごらん」と言うのでダマされたと思って決死の覚悟で一口食べたのです。それがなんと、美味しかった!辛いことは辛いのですが、その辛さの質が違う。さわやかな辛さなのです。なんともウマい。「えっ!これウマいですね!」と目を輝かせた自分を見て、喜んで白菜半分くらいのキムチを下さったのです。黒いビニール袋(要するにゴミ袋です)から無造作に、ガサッと取り出して。。。
思えばそれが人生初の本格的なキムチとの出会いでした。韓国人女性が作ったのですから本場の味です。辛いモノ嫌いの自分が、この瞬間から辛いもの好きになってしまったのです。あの味が忘れられず、色々なキムチを買いましたが、納得がいきません。
そんな時、お袋が渋川市のセミナーかなにかで、キムチ作りの講習会に参加したのでした。そして帰るなり、材料を集めて作ったキムチの味が、あの中三依の河原で食べたキムチの味にかなり近かったのです。
そのレシピをもらって、大切にし、今までに何度か作って来ました。
それを3年ぶりに作ったのですから、私にとっては待ちに待った大イベントでした(笑)
前置きが長い?いいから早くレシピを紹介しろって?
レシピをメモしたノートは、嫁さんが厳重に管理しており、どこへ行った??(笑)
えーと、記憶によると。。。
白菜4玉を用意。1玉を1/4にさいて、4玉ぶん塩漬けにしておく。
(白菜は、葉っぱの部分が薄いもののほうが美味しい)
大根、にんじんを千切りに切って(なますにする要領で)塩漬けにする。
(大根とにんじんの量は後で確認します)
追記、大根1本と人参2本ですm(_ _)m
にんにくを5玉、ショウガを3パック半、これをミキサーにてどろどろにする。
(ホントは手ですった方が美味しいと思われるが労力が半端じゃないのでミキサーを利用。ミキサーに入れた時、水を1/3ほど加えないと空回りしてしまう)
どろどろにしたしょうがとニンニクを大きな鍋、又はボールに入れ、
塩漬けにしておいた大根とにんじんを加える。
かつおだしの素、を500g入れる。
(本来はアミ(小さなエビ)やイワシで作ったしょう油、ナンプラーなどの調味料を入れるのだが、我が家はエビアレルギーやイカアレルギーの人間がいるため、代替え品です)
追記、こんぶ茶をひと缶(65g)入れる。
追記、砂糖(三温糖)を大さじ6、入れる。
今回、うちは三温糖大さじ3、トレハロース大さじ4、でやってみました。
万能ネギ2束を4cmほどに切って入れる。
(ここでラッシャー板前さんのテレビで初めて知ったことだが、白玉粉(餅米の粉)を水でといて、火にかけ、どろどろのもちを作って入れる。良いとろみとコクが出るそうだ。量は適当(笑))
細切りこんぶを2パックほぐして入れる。
(松前漬け用こんぶや、漬け物用のこんぶでも可)
韓国産の刻み唐辛子250g、粉唐辛子も250g、これを鍋に入れる。
あとは良くまぜるだけ!手でまぜる場合は危険なので必ずゴム手袋をすること!
これでキムチの素、ヤンニョム?の出来上がり。
塩漬けしておいた白菜に、1枚1枚丁寧にヤンニョムを塗って、丸めてかめに入れ、5日もすれば本格キムチの出来上がり!
韓国では、各家庭でキムチの味が違うという。
日本でみそ汁の味が各家庭で違うのと同じだ。
でもテレビで知ったことだが、今の20代の女性の6割以上が、自分でキムチを作ったことが無いのだとか。
要するに、自分ちの味を工夫して出す。うちのキムチも、まだまだ開発途中。
土曜日あたり、食べてみようと思う。楽しみだ!

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