昨日はマーティン・ルーサー・キング博士の誕生を記念して休日でした。
日本と比較し休日の少ないアメリカ合衆国の貴重な3連休です。
我が家は2007年から毎年この日、近くで行われるPeace Walk Celebrationの
イベントに参加しています。
この日は全米各地でマーティン・ルーサー・キング博士の偉業をしのんでイベントが
行われます。 アフリカ系アメリカ人の多いデトロイト近郊でも各市でイベントが
開催されました。
まず、朝10時からマーチ。
(残念ながら、気温が低いので坊やが生まれてからは一度もマーチに参加出来て
いませんが・・・。)
そして11時からホールでの式典。 マーチに参加した人に加え、市民も多く参加
しての式典です。
式典の中で、翌日の大統領就任式についての話題が出ました。
経済状況等問題山積の現在、オバマ大統領に対する皆の期待は相当大きいようです。
まして、マイノリティから選出された大統領です。 皆さんの思いのたけが伝わる
お話しでした。
盛大な式典の模様はテレビ中継されるようで、たくさんのクルーがカメラやマイク
を持ってスタンバイしていました。
式典の最中、何度か坊やをアップで撮りに来られ、親ばかな私達は「うちの子は
可愛いから

」と鼻高々でした

「来年は、坊やと一緒にマーチにも参加するぞ〜!」と意気込んで帰ってきました。

式典の冒頭、警察署、消防署員による国旗、州旗、市旗の掲揚。
ダンスやコーラスもあって、厳かで楽しい式典でした。
そして、今日は大統領就任式。
メジャーなチャンネルは朝から特集を組み、ワシントンDCの模様を伝えています。
うっかり肝心な就任式の時間をチェックし忘れた私。
坊やがお昼寝した隙に・・・・、とバタバタと家事をしていたら、既に大統領の
就任演説が始まっていました。(ショック!)
私が聞かれたのは後半20分でしたが、それでも演説は飽きることのない、充実
したものでした。
特に「この国は、キリスト教徒の国であり、イスラム教徒の国であり、その他
たくさんの宗教を信じる人々、そして信仰を持たない人々の国です。」
(注、あくまでも私のレベルで聞き取り、理解した部分です。正確でない事は
ご容赦ください)
の部分では、アメリカ合衆国の多様性を示しているように感じられ、この国で
坊やを育てていく私にはとても力強い一言でした。
日本でも、オバマ新大統領の就任については大きく報道されていることと
思います。 100年前には虐げられていた人種の大統領就任、という大きな
変化に大きな期待を寄せる人も多いとでしょう。
100年に一度といわれる大不況の中、新しい大統領のもと、アメリカの大地で
生活している我が身の偶然に不思議なものを感じます。
母として、我が子が育ちゆく環境が良いものであれ、と心から祈るばかりです。

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