坊やもすっかり回復したところで、慌しく出発した我が家。
2週間も留守にすると思うと色々心配で、夫は幾度も屋内外の点検をしていました。
なぜかこの日は暖かく、雪もほとんど融けていました。
夫は「この雪解け水が凍りつくと面倒だ」と心配していました。
私達が発った後、それは現実となったようで日本で最初に私達が目にした海外
ニュースは「ミシガンで大寒波。多くの世帯で停電」という、一番聞きたくなかった
ものでした。
ミシガンにはハリケーンは来ません。 地震もありません。 冬の厳しい寒さを
除けばとても住み良い土地なのですが、ひとたび停電すると被害は大きくなります。
地下水を使用している我が家の場合、水を汲み上げるポンプが止まります。だから
トイレすら使えなくなります。 更に、この寒さの中で停電すると、水道管の中に
残った水が凍って膨張し、破裂するのです。 こうなってしまうと、工事や何やらで
復旧にたくさんの人手と時間がかかります。夫は常にミシガンの天候と停電有無を
インターネットでチェックしていました。 最悪の場合、友人に家の様子を見に
行ってもらうよう依頼までしていました。
そもそも、何でこんなに面倒な時期、それも年末年始の慌しい時に日本への旅行を
決行したのでしょう?
それは、
わん子の都合に合わせたからです。
遠い日本に大型犬のわん子は連れて行かれません。(近場の旅行でも留守番して
もらうのですが・・・) だから、わん子の宿泊場所を確保せねばならないのです。
「今度いつ(坊やを)連れてくる?」という日本からの矢のような催促に追われる
ように準備を始めた日本旅行。 大体毎年夫の休暇が取りやすいイースターホリデー
あたりで出かけていたのですが、それは私の花粉症の時期に重なり、ミシガンでは
一度も発症した事のない花粉症にわざわざ日本に行って発症していました。
あまりの苦しさに耐えかねて、とうとう昨年ミシガンに戻った私は「もう二度と春
には日本に行きたくない!」と宣言してしまいました。
あれほど忘れっぽい夫も、私の形相がよほど印象的だったのか今回は1月末〜
2月で予定を組んでくれました。
ところが、わん子の宿泊先が確保できず、結局わん子がいつもお世話になっている
クラブで空き状況を確認し、その後飛行機を手配してみるとこちらもOK。
クリスマス休暇も使えるので・・と年末年始を日本で過ごす形になったのです。
それはともかく飛行機は1時間ほど遅れて出発。
機内で坊やが騒がないか心配しましたが、前の座席に2歳の、後ろの座席に1歳
9ヶ月の双子ちゃんの女の子がそれぞれ座っていたので、ちょっと安心〜。
坊やは早速新しいお友達作りに励んでいましたよ。
夕暮れの成田に到着する直前、富士山が見えました。

・・・・って、暗くて良くわかりません?
飛行機の延着も想定し、押さえてくれたホテルで坊やはデトロイト空港から
約20時間ぶりの自由を満喫していました。

近くにコンビ二もあり、駅にも近くてなかなか良いホテルでした。
私達も看病疲れと旅の疲れが重なり、この日は早めに就寝〜。
翌日は夫の実家、長野に向かいます。
早寝したので、5時過ぎには目覚めて活動を始める男達。 私はもう少し寝て
いたかったのですが・・。
早々に朝食を済ませ、移動

途中、富士山が綺麗でした。

・・・って、これも判りにくいですか?
関東って平野というだけあって、「へ〜、こんなところから?」と思うような
場所でも富士山が見えます。

今まで外の景色なんて気にしたことなかったのに坊やが窓にべったり顔を
くっつけて景色を眺めているのに感化され、私の顔も窓にべったり〜

外から見ると、滑稽だったでしょうね
お昼前には実家に到着し、早速年越しのお買い物に連れて行ってもらいました。

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