夫が出張から戻り、慌しくスケジュールをこなしてとうとう出発の日となりました。
お義母さまは今度は私の両親が車でご自宅まで送っていきます。
途中駅に寄ってもらい、ここでお別れです。
この頃には私達親子三人はすっかり風邪ひき状態。
体調を心配して「出発を延期してはどうか」と勧めてくれる家族の申し出に
「ありがとう」の一言も出ないほど疲れていた私。
「ぜひとも帰らないといけないから」と振り切り、駅まで送ってもらいました。
いい年して、「いつまでも大人気ない娘だなぁ」と親を呆れさせたことと思います。
駅では、爺ちゃがホームまでの荷物運びを手伝ってくれ(無人駅の利点です)、
両家のおばあちゃまは、車から降りて孫の姿が見えなくなるまで手を振ってくれて
いました。
きっと涙を流しながら「今度はいつ会えるかねぇ」なんて話しているのでしょう。
(あぁ、なるべく早く来て孫の姿を見せてあげなければ・・・)と
疲れた頭でぼ〜っと考えるひとコマです。
さて、電車は一路大阪へ。 (帰りは関空便でした)
ここで問題が!
電車は京都で既に満車状態。 大きな荷物は空港に送ったものの、荷台に乗せた
夫の小型スーツケース、坊やの荷物に眠った坊やとベビーカーをどうやって
降ろせばいいのでしょうか・・・・・?
「降りられるかなぁ・・・」「無理かなぁ・・」と話し合う私に、親切にも
「荷物降ろすの、手伝いましょうか?」と申し出てくれた若夫婦がいました。
ご主人は「僕、ニュージャージーから来たんです。」と。
夫は「僕達、ミシガンから来ていてこれから戻るところなんだ。」としばらく
歓談し、駅に到着するとご夫婦で荷物を降ろすのを手伝ってくださいました。
・・・日本でよく感じるのですが、英語で話すとき、夫はとても嬉しそうなの
です。 彼にとっては母国語よりも、日頃使い慣れている英語の方が心地良い
のでしょう(笑)
重い荷物を文句一つ言わずに荷台から降ろしてくださるその好青年に夫は
「ホームに投げ出してくれればいいから。僕達のせいで乗り過ごさないでね」と
冗談を言う余裕さえ見せていました。
電車を降りて一言、「な、こういう時、何気なく手伝ってくれるアメリカ人って
いいだろう?」と嬉しそうに話す夫。
・・・それにしても、彼らはどうして夫が英語を話すのが判ったのでしょう?
私達は日本語で話していたのに、彼らは躊躇なく英語で話しかけてきたのです。
とっさのことで御礼もろくに言えず、お名前も伺えなかったのですが、
とてもとてもありがたかったです。 本当にお世話になりました。
ありがとうございました
その日泊まるホテルにはJR大阪から地下鉄に乗り換えて行くのですが、
大阪駅の時点で疲れ切っていた私達はタクシーでホテルへ。
駅で別れ際に父が「タクシー代」とくれたお金をありがたく使わせて頂きました。
いつまでも親に心配をかけて、不甲斐ない娘です。
ホテルは大阪「ナンバ」と呼ばれる繁華街にありました。
青っぱなをたれてぐずぐず言っている坊やをこれ以上疲れさせたくない、と
二人交代で散策に出かけます。
まず、私がお出かけ。
歩いて10分ほどのところにある「でんでんタウン」へ。
小型炊飯器を買うのが目的。
3合炊きで多機能。出来ればパン焼き機能なんかがついているといいんだけど。
でも、高いものは買いたくない。 とウロウロと探して見つけたのがコレ

坊やのハイチェアにも収まります。
坊やの様子が心配で、早足でホテルに戻る途中
とても綺麗だったので、ノボリー丸出しで撮った写真

あぁ、親子3人で楽しみたかったな・・・・。
さて、ホテルに戻ると・・・
意外と坊やは元気に部屋の中を歩き回っていました。(良かった)
炊飯器を見た夫からは「え〜、荷物増えるの〜?」と嫌がられましたが、
「私がずっと持つから!」と言い張り、終了。
こういう時にウダウダ文句言わない夫のお陰でつまらない喧嘩を回避できて
います。 ありがたい夫です。次に夫が出かけて、戻ってきたときに手にしていたのは
「たこ焼き」 本場大阪のたこ焼きです☆
「美味しそうだったから♪」と嬉しそうな夫の顔。
親子3人でおいしく頂きました。
二週間ぶりに親子三人でほのぼのと過ごすホテルの部屋でした。
さて、今日のミシガンは−−−

この冬一番の寒さだったこの一週間。 いくらパウダースノーでも
こんなに積もりました。 わん子もトイレし辛そう・・・。
・・・大変失礼致しました・・・

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