今年の春は足早にやってきました。
チューリップも

にょきにょき葉を伸ばしています。
木だって

いつの間にか芽吹いていました

リスや小鳥たちも姿を見せ始めました。
こんなにウキウキすることばかりだと良いのですが・・・。
暖かくなるとこんなことばかりではないのです
暖かくなり始めたころからキッチンのあたりで嫌なモノを
見かけるようになりました。
最初は目の錯覚だと思いたかったのですが、物陰に入り込む
お尻を目撃して、確信しました。
それは・・・ねずちゃん。
ねずみはどこにでもいます。でも、人間の生活空間に私達
が活動している時間に出てくるなんて、礼儀知らずな!
見かけるのはキッチンの床なのですが、ヤツがウロウロして
いるのかと思うと気が重く、毎朝棚やカウンターを拭くのが
私の仕事に加わりました。
そして、とうとう先週末。 私たち家族が寛いでいる時間に
私のすぐそばの窓際を走るヤツの姿を発見!
大声で騒いで夫を呼び退治を依頼。 夫は臨月の牛のような
緩慢な動作でチェックしてくれましたが、素早いヤツはすでに
隠れた後。
夫は夜中にも関わらず退治用品を買いに出てくれました。
夫の留守中、ヤツは私と坊や、そしてわん子がいる部屋に
登場! 部屋の中をウロつき始めました。
し、信じられん!・・・冗談でしょお!
もっと信じられないのはわん子。 あんなにすばしっこいりす
は捕まえられるのに、目の前をウロつく「ねず」には関心ゼロ。
私にヤイヤイ騒がれて、やっと起き上がる始末。
すぐさま夫に電話して「退治用品、棚ごと買ってきて!」と
追加依頼をし、傍らで固まっている坊やと私は2階へと避難。
ヤツに弱みを見せるのは嫌だけれど「ねず」と寛ぐ趣味も
ないし。
夫の帰りを待つ間・・・
以前、部屋に出没するやもりを嫌がる人に無責任にも私は
「やもりは家を守ってくれるから無下にしてはならない・・」
などとエッラそうに言っていた自分を思い出し、彼女はきっと
こんな風に嫌な思いをしていたんだなぁ、と反省。
今「ねず」をもっと可愛がりなさい、なんて言われてもねぇ。
私ってホント勝手だわ
ほどなく夫が戻り、退治用品の「ねずとりホイホイ」と「ねず毒」
(用品の日本名は私が勝手に名付けました)をあちらこちらに
設置して任務が終了したことを報告しに2階にやってきました。
そして「お調子者だよ。このねずみは。」と話してくれたのは・・・
彼が「ねずとりホイホイ」を設置して30秒後、最初に設置した
キッチンのプレートが動いていることに気づき、近づいてみると
そこにはねずみがかかっていたらしく。
「あまりのあっけなさに笑っちゃったよ。」と。
気の毒ではありますが、あんなに挑戦的な態度を撮り続けていた
彼の余りにもあっけない最後にちょっと拍子抜けした気分です。
そして翌朝
一家の主としてねずみの一掃が新しい任務に加わった夫が家中を
点検し、一枚のプレートを持ってきました。
「また、いた。坊やが見つける前でよかった」
今度のはファミリールームにいたようです。
夫が言うには、昨日のはまだ子供だったけど今日のは随分大きい
ので大人だろう、とのこと。
きっと親が捜しに来たんだわ・・・。
あぁ、これでねずちゃん達が引っ越してくれますように!

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