こんばんは。
今日の午前中は久しぶりに空いていたので、久しぶりに猫の額ほどの庭の手入れをしました。小さな野菜畑にするつもりです。
視察報告をまだ書いていないのが、心苦しいのですが(HPに載せます)、私は小学校2年の途中から4年の途中まで宮崎市で過ごしました。小学校は田んぼの真ん中にあってきれいな用水路があって、用水路で遊びながら通っていました。浅くて自然な川の流れのような用水路でした。用水路で遊びすぎて学校へついた時は、いつもびしょねれで怒られていましたが、怒られても怒られてもめげませんでした。
小学校3年生のときに夢中になっていたのが花壇作り。
花壇のデザインをして家の周りを1人でもくもくと耕して花を植えていました。宮崎の自然の中で忘れていたことを思い出しました。
土に触れることは楽しいことですよね。・・・思い出しました。
宮崎でタクシーになったとき、運転手さんが
「やま一山買いませんか?200万とか300万で売っているけれどそれでも売れなくて・・・。」
びっくりしました。うーん、良いかもしれない。
1人で開拓して・・・蓼科のおばあちゃんみたいに・・・・。でも一山200万円なんて本当かな?
最初に視察をした綾町について。。。。。
観光と有機農法農産物を求めて綾町には年間100万人以上の観光客が来るそうです。しかし、かつては綾町の人は他の町へ野菜を買いに行っていたそうです。土地があるにもかかわらず、町内の必要量を町内でまかないきれていなかったそうです。1973年、町長が変わって「自分で食べる野菜は自分で作ろう!」と言うスローガンのもと、一坪菜園の普及と野菜種の無料配布、家庭菜園コンクールを始めました。
1976年には青空市場を開設して、作った野菜を出荷できる場を作りました。
1978年には有機農法を促進するために「自給肥料配給施設」を開設しました。・・・これは人糞を集めて液化肥料をつくる施設です。・・・人糞はそれまでは集めて船で海洋投棄していたそうです。(どこでも)・・・ウンー、知らなかった!・・・肥料になるものをお金をかけて海洋投棄するのはもったいないと言うことで・・・肥料をつくる施設を作って、出来た肥料は無料配布して、これが有機農業の促進につながりました。自分達の食べるものだから、安全な野菜を作ろうと呼びかけたそうです。
ここで質問。
「農協は国策によって農薬や化学肥料を売るという使命があるので、反発があったと思うのですが・・・・。」
この答えがすごーいのです。
牛糞、鶏糞などの肥料の販売を農協の委託したところ、化学肥料よりも価格が高いので化学肥料を売るよりも儲かった・・・・また、直売所を宮崎市に開設して農協に販売を委託した・・・「儲かるんだったら良い」とのことで農協は了承したそうです。・・・作戦勝ちというか、政策ですね。すごい町長ですね。
「自然生態系農業の推進に関する条例」を設置するまで約15年でした。
人口8000人に満たない町に年に100万人以上の観光客と言うのはすごいですね。
農産物を他の町から買っていた綾町が15年足らずで人糞、畜糞も活用して有機農法で農産物を作って売る、他の町にも出荷するようになったのです。政治で町は変わりますね。
日本で使っている割り箸の9割が中国産で、中国が「森林保護」で生産制限をし、将来的には輸出禁止すると言う発表があって、食品業界、安売りショップなどに影響が出始めているようです。
「中国は一人っ子政策を続けているけれど人口は増え続けていて、現在中国は農産物の輸出国だが、将来的には輸入国に変わって、中国から大量に食料を輸入している日本は食糧不足になる。」ということはずいぶん前から言われています。
割り箸のニュースはそれが現実に迫りつつある予兆だと感じました。
これから先は食べ物を作っている人、農業をやっている人が生き残っていける時代が来るだろうと思い・・・・この際、田舎暮らしで農業かな・・・・と、思い・・・・うーん、でも皆が飢えて食べ物がない状況だと畑の作物は盗まれるだろうな・・・自分だけ飢えずに過ごすのは無理・・・やっぱり政治で皆が飢えることのない様にしなくてはダメだと思った夜でした。
明日土曜日は午後1時から「好きなものだけ食べてて良いの?」のテーマでラチエン通りコープ神奈川の2階の集会室で茶話会をします。「食べ物」について語り合いませんか?
予約は不要です。ご都合のよい方、いらしてください。資料、お茶代として200円です。無料駐車場もあります。
そのうち野菜畑報告、載せますね。明日は作業は無理です。種は買ってきましたが・・いつになることやら・・・ちょっと自信ありませんが少しずつ頑張ります。

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