先日、湘南演劇鑑賞会協議会の7月公演で前進座の「銃口」を観ました。
湘南演劇鑑賞協議会とは、全て会員で運営されている団体です。
良い演劇を観たい!の情熱で運営されています。
会員一人一人が役割を分担して、交代でかかわることによって運営されています。劇団も会員の情熱に応えて公演料を安くいらしてくださるようです。アットホームな雰囲気で地域で観る事が出来ます。自分ではなかなか選ばない劇を観る事にもなります。
そんな演劇鑑賞会で観た
前進座 「銃口」
昭和初期の北海道での物語から始まります。
主人公は教師になりますが、戦時色が強い中で教師をしていた主人公は治安維持法によって逮捕され、ひどい暴行を受けます。その後、満州に徴兵されます。ソ連が侵攻してきて敗走します。勝ち目のない中で中で武器を捨てる決意をします。たぶん武器を捨てずに戦った小隊は命を落としたと思います。
抗日派の民兵に囲まれますが、武器を持っていないことと昔主人公の父親が助けた朝鮮人のおかげで九死に一生を得て、生還することが出来ます。
武器を捨てるのは勇気の要ること。
武器を持っていたら生還できなかったでしょう。
帰りの電車の中でパンフレットを見ていたら、
世界192カ国の中で、第二次世界大戦終了後、一度も戦争をしていない国は、
スイス、リヒテンシュタイン、アイスランド、スウェーデン、フィンランド、ブータン、日本の7ヵ国です。とありました。
たったの7ヵ国しかないのですね。
次は俳優座の「黄金色の夕暮れ」山田太一作です。9月末です。
湘南演劇鑑賞協議会にご興味のある方は電話0466-24-1747です。
ご一緒しませんか?

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