湘南は、本当に文化のまちでもあります。
昨日は「高木規矩郎先生ご出版記念をお祝いする会」に出席させていただきました。
ご出版された「死にざまの昭和史」は、昭和2年の川端康成から昭和64年の昭和天皇まで、その年に亡くなった著名人お1人ずつをテーマに膨大な取材をされて書かれた本です。
6年間かかったそうです。
湘南在住の著者、高木規矩郎さんは「世紀末の中東を読む」などの本をご出版されている中東関係にお詳しいジャーナリストです。
今回は死を通して昭和を描く、20世紀の臨終に焦点をあて、ジャーナリストが描く可能性と限界に取り組んだとおっしゃっていました。
また、取材の後亡くなった方が多く「昭和史を取材するのは、もうそろそろ限界に達した。」ともおっしゃっていました。
新聞でよく拝見する 物理学者の
米沢冨美子さんもいらしていました。スピーチでは本の感想についてふれられて「例えば、書くスペースが100しかないのに500集めて絞り込んでいるような感じ、本の密度が高い。情報量がすごいと感じる。
また、継続性が感じられる。昔、現代、未来と継続していくと感じることができる。
死にざまというネガティブな題材だけれど、ネガティブでなくポジティブな思いが伝わる。」と、話されていました。
読み応えのある本です。

日本画家 富岡三智子さんの「春の海」の前で。
「春の海」は、江戸時代の無地金屏風に朝日の中で金色に光る湘南の春の海を描いた物です。江ノ島が見えます。
鎌倉高校前からの湘南海岸です。沖にわかめ漁の舟陰が見えます。
多くの方にお会いできた日でした。午前中は、人間ドックでした。

もちろんここでです。
いつもは平気なバリウム、夏の疲れが出たのか、今日はとてもつらかったです。
さて、今日から市議会定例会が始まります。頑張ります。

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