ママの気持ち トムソーヤクラブ
・・・・これはなんだったかな・・・・と思いつつ夕方会場へ。
トムソーヤクラブとは浜竹幼稚園の山田先生が中心になって発達障がいのある子どもの療育を月二回講師を招いて行っている団体です。
これまでも公開講座を何回か開催されています。
今回は発達障がい児をもつママの気持ち
ということで
大変貴重なお話を2人の母親から聞くことができました。
会場には若いママと思われる方、保育関係の方、小学校の先生などでいっぱいでした。改めて
発達障がいのある子どもが本当に増えているんだなぁと実感しました。
いつもはなかなか聞きにくいことを話してくださいました。
子どもの障がいを何で受け入れることができたのだろう。
というテーマでのお話は特に参考になりました。
受け入れるということは
@障がいがあるという診断を受けることと
A発達検査を受けること
の二つから始まるそうです。
@の診断については・・・・診断を受けると補助の先生をつけてもらえると聞いたのでだったらぜひ・・・・とすんなり受けようと思った。しかし、Aの発達検査については・・・・
知りたいことでもあるけれど・・・はっきりわかっちゃうんだなぁという思いが交差してこの検査を受けることについては大変な思いだったそうです。
受け入れることのできた理由
@先生方との信頼関係
子どもに付き添って・・・あ〜うちの子は・・・と頭を抱えて落ち込んでいると
「すごいですね〜。」といつも先生が褒めてくれた。
「お母さんも偉いですね〜。」と
母親である私のこともほめてくれて受けとめてくれた。
その中で少しずつ自分が心を開いていった。
今までは「お母さん、あなたがしっかりしなくては・・・」と言われるばかりだった。
先生に受け止めてもらうことで心に余裕ができてきた。

不思議に子どもも手から離れていった。
母親である自分が余裕をもつと子どもも余裕をもった。不思議
A聞いたタイミング親の困り感と先生の困り感が一致しないと理解しずらい。
・・・ちゃんのこんなことで困っているといわれても理解できない。親の心配に寄り添って困っていることに寄り添ってくれたことが良かったと思う。
とにかく対応の仕方を知りたいと切実に思っているときに
自閉症といわれて・・・
やっと原因がわかってほっとした。
聞いたタイミングが良かったと思うとお話しされていました。
Bアフターケア
こういうふうにすれば、よくなる、楽になると教えてくれた。
今後もいつでも困ったときには相談してくださいと言われた。
見通しが持てたので前向きになれた。
「親のせいではないですよ。」と言われて救われた。
B夫の理解
夫は初めは理解してくれなかったけれどだんだん理解して支えてくれた。
夫の支えが大切。
「うちはそうではないという結論に達しましたから・・・。」という友人もいた。
家族の支えは大切だと思う。
支援は家族、特に夫にも理解してもらえるような支援が大切。
祖父母には言わなくてもよいのではと個人的には思っているとのことで、
理解してもらえなくても見守ってもらうことが必要だと思うとのことでした。
支援者にのぞむこと

若い先生だと正直やっぱり不安。ベテランの先生が若い先生を支えてほしい。

フォローをしっかりしてほしい。
いつでも・・先生が話を聞いてくれますよ。問い言葉はありがたかった。

この子はここで困っているんですよ、ということを伝えてほしい。

ショックを受けて立ち直るには一年かかる。でも最後は教えていただいて良かった、知ってよかったと思うので伝えてほしい。
集団生活で困っている子どもは家庭で親も困っていると思う。

1歳半か3歳検診の時に知っていたら本当に良かったのにと思う。横浜では1歳半で必ず引っかかってくると聞いている。
早く知っていたら子どもをあんなに怒らなかったと思うし、子供も今より困らなかったと思う。

どうして横浜では引っかかるのに茅ヶ崎では引っかからないのか・・・
担当と話をします

困ったことがあったら相談することろがあるということを知っていたらよかったと思った。・・・茅ヶ崎には療育相談所があります。
もっとアピールすることが必要ですね。これも担当課と話します。

言葉の教室の先生を増やしてほしい。足りない。

これから予算審議も始まります。要望してまいります。

発達障がいについて知ってほしい。何なのですかと聞かれることが多い。

「お母さん、心配しすぎです。大丈夫ですよ。」と言われることが多い。いままで大丈夫でなかった歴史があるのに・・・。
「そうですか。」と受け止めてほしい。寄り添ってほしい。
その上で「大丈夫ですよ。」と受け止めてほしい。

学校などにお願いに行ける親は良いがなかなか言い出せない。敷居が高い。先生から親の目線で話してほしい。

園全体で支えていただいたことは良かった。全体で支えてほしい。

「困ったときには困ったと言いなさい。」と子どもに教えてもらったことがとてもよかった。困ったときには困ったと本人が言えることはとても大切。

「発想が良い。」と子どもをほめてくれて子どもの自信になった。
どちらかというと否定される存在になりがち、先生が褒めてくれることで子どもの居場所ができたと思う。

パニックを起こした時に外に連れ出してクールダウンしてくれる補助の先生の存在は絶対に必要。

小学校で特に困っている担任の先生が多いと思う。スクールカウンセラーに入ってもらうことが必要だし、対応の仕方を研修できる機会があれば先生ももっと楽になると思う。

教育委員会と話をします。

夏休みなどの機会に研修できないか、協議します。今日のお話、小学校の先生方にも聞いてほしいです。

中学校へ行ったら言葉の教室がないのでどうしようかと思っている。

これも教育委員会と話します。

上の子に障がいがあるとどうしても下の子は早すぎる自立を強いられる。兄弟姉妹に対する支援も必要。
後輩のママたちへのメッセージ

うまくできない自分を許せるようになると自分も楽になるし、子どもも楽になるよ。

しかってしかって、できるようになったことは何一つなかった。やっぱりほめてほめて育てることが大切。

これはどんな子どもにも言えることですね。私も反省。

彼の幸せの形は理解できないけれど、彼(子ども)自身の中に幸せを見つける力があると信じてそれを助けるようにしたいと思っている。

診断を受けることは大変なことだけれど早めに受けた方が良い方向へきっと行くと思うので頑張って診断を受けてほしい。先生方もそんな保護者のことを助けてくださいますようにお願いいたします。

診断を勧めるということは大変なことだと思う。勧めてくれたことに感謝している。
大変貴重な
なかなか聞くことができない
生の声をお聞きすることができました。
夜、このような集会にいらっしゃること自体
子どもを預けてこなくてはならないし大変なことだと思います。
ありがとうございました。

市政に活かしてまいりたいと思います。

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