写真は、 ♪ 花には水を 人には愛を 寒川農園 関口三男 ♪♪さん

ヒマワリの写真をいただきました。ありがとうございます。

寒川農園は無農薬での安全・安心の野菜作りの実験農場だそうです。
梅雨も明けて夏本番ですね。
高槻市行政視察報告 2012/7/10
テーマ「障害者福祉について」
〜旧養護学校跡地を利用した新規事業〜
茅ヶ崎市では
小学校19校中で特別支援学級があるのは、現在7校。
中学校13校中で特別支援学級があるのは、現在5校。
小中学校すべてに要請があれば特別支援学級を設置している高槻市の視察報告です。
高槻市の人口は約35万7千人(平成24年3月末)
面積は105.31㎢
<経過>
昭和50年代に2つの障害者福祉施設 肢体不自由児通園施設、知的障害児通園施設(50名・20名)を市直営で開設。常に定員満員状況。
平成10年を過ぎたころより、これらの施設に定員割れが生じ、費用対効果等を鑑み、今後の方針を検討する委員会が設置され、継続的に審議されるようになった。・・・職員の人件費は約3億円強。職員の高齢化とともに施設の老朽化の問題もあった。50⇒24名、20⇒9名にまで定員割れをしていた。33人の子どもに対して職員の人件費だけでも約3億円強かけていた。
平成17年度末 高槻市立養護学校が廃止。地域の学校へ行く人が増えた。
平成18年老朽化した2つの施設を廃止し、高槻市立養護学校の跡地に廃止した2つの施設の機能を併せ持ち、かつ地域のニーズに柔軟に対応する総合的なサービスを提供する拠点施設を民間法人が指定管理者として運営開始。
高槻市立療育園も同じ敷地内に移設した。医師は非常勤だったのを常勤にして充実を図った。
指定管理者に委託することで公立ではできなかった★短期入所★日昼一時支援のサービスができるようになった。
大阪では就労に特化した支援学校(大阪府立)に行く人が増えている。
障害児・者の施設では医療型と福祉型がある。重症な障害を持っている人は医療型を切望している。しかし、保険医療点数が取れても単価が低いため運営が大変。単価としては福祉型の7〜8割にしかならない。また、重症者が多いため長期入院で在籍していても通園しない事もあり、施設の経営は難しいという課題がある。
今後の課題としては、
以前の委託料と今の指定管理料は変わらない。もっと効率的な運営方法の検討が必要。
入所施設の入所者はどんどん重症化している傾向がある。その結果、新しい希望者は入れなくなっている。
受け皿ばかり作っても・・・どの程度作ればよいのか悩むところ。
指定管理者になってからの新しい短期のメニュー
パンダ教室(1歳半〜2歳)1期4カ月のコース
めばえ教室(2歳〜3歳)前期と後期
どちらも保護者と共に通園して、週1回。
高槻市社会福祉事業団では
シルバーハウジング生活援助員派遣事業(府営住宅内に高齢者の住居がある)
産後ママサポート事業 (無料)などがある。
視察を終えて
茅ヶ崎市でも障害者の医療型通所施設が切望されているが実現が難しい。単価の問題が壁だと実感した。
産後ママサポート事業はとても良いと思う。茅ヶ崎市でも検討してほしい。
全体的に障害者福祉は充実していると感じた。
全ての公立学校に特別支援級がある。就学以前に早い段階でのサポートが充実していると思った。就学までに普通学級へ行くか、特別支援学級へ行くか、府立の養護学校へいくか、就労に特化した支援学校へ行くか、時間をかけて相談しながら検討する体制ができていると思った。就学した後で、また就学以前でも施設同士での連携が取られている事も聞いた。茅ヶ崎市はまだまだだと思う。
一方、障害を持っているこどもは増えており、どこまで施設を充実したらよいかの悩みも聞いた。私自身もいろいろな勉強会へ参加するとどこもいっぱいで一昔前に比べるととても増えていると感じている。障害者福祉の先進市を訪問して、茅ヶ崎市の足りないものが見え勉強になった。
地域で生活できるように、少なくとも地域の公立学校へ希望者が通う事が出来るように、全ての公立学校に特別支援学校を設置することから始めなくてはならない。高槻市では全ての公立学校に特別支援学級がある事は当たり前の事であった。

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