
明日から市議会定例会が始まります。
11/28金曜日 午前10時40分頃から私は一般質問をいたします。
質問は以下です。
傍聴よろしくお願いいたします。本庁舎3階の市議会へお越しいただければどなたでも傍聴できます。無記名で傍聴できます。本会議場への入り口は4階です。


発言をアップしました!!(11/29)
「食から政治を考える」松島みき子です。
今年も早いものであと1月あまりで終わります。
今年は4月に消費税が5%から8%に上がりました。景気の動向については、増税後の落ち込みから持ち直しつつあるとも言われていますが、アベノミクスによる円安とのダブルパンチで身近な食料品は全体的に値上がりしています。
値段も上がりましたが、食料品の買い物をすると袋物の中身が明らかに減っていると気づくものが多々あります。政治と私たちの暮らしは密接にかかわっています。
そんな中で先日、お聞きした家計簿を50年以上つけている方からのお話はインパクトがありました。
家計簿からみると
食費を4人家族で10万5千円だとすると
3か月分の食費にかかる消費税は
消費税3%では 9450円
5%では15759円
8%では25200円
計算上では消費税は25200円だが、以前より量が少なくなっていることを考えると1袋買っていたのが1袋では足りなくなった・・・ので食費に対する消費税は3か月で26000円以上かかっているとのお話でした.
学校給食関係者の方からも
食材が値上がりしていてやりくりが大変
やりくりするために肉や魚の分量を少し減らしている
子どもたちのお楽しみのためのデザート等がつけられなくなった
などのお話が出ました。
暮らしを直撃する消費税増税には反対です。
では、通告に従い一般質問をいたします。
1 御逝去された木村副市長について
10/21火曜日、副市長がハワイへ出張される前日、朝9時半から10時までの30分、私たちの会派 茅ヶ崎クラブでは市長室にて27年度予算の予算・施策要望を行いました。
それが私が木村副市長にお会いした最後となりました。
私は予算要望の中で「茅ヶ崎ゴルフ場については、高齢者福祉施設とか医療機関を建てたいという思惑があるかもしれませんが、業者のほうが上手で転売されて結局はマンションが建つことも十分あり得ると、以前の市内の開発で地主さんの意に反して転売されて開発された例などを挙げてお話ししました。
「建築規制がない中、いまゴルフ場に撤退してしまわれると危険だ。せめて県有地だけでも売却されないように県と協議していただきたい。」
とお話ししました。
木村副市長は私のほうをご覧になり、大きくうなづきながら聞いてくださいました。
とても印象的で、最近は木村副市長とお話しする機会があまりなかったことを思いながら木村副市長のお人柄に改めて触れたようで、誠実なお人柄を感じました。
今年の予算要望で一番心に残ったことです。その副市長がその週末にハワイで亡くなられたことは信じられない事でした。
ともに茅ヶ崎市に住み、茅ヶ崎市の発展と繁栄を願って働いてこられた木村副市長のご冥福を心よりお祈りいたします。
(1) 真実を明らかにすることが一番の弔いになるのではないか
週刊誌やネット上でいろいろな憶測が流されているので、本人の名誉を守るため、真実を明らかにすることが一番の弔いになると思います。そのような気持ちで質問いたします。
ア 市長が木村副市長に最後にお会いになったときの状況について
報道によると現地時間の10/24金曜日午前9時半からホノルル市との姉妹都市締結式が行われ、その翌日の10/25午前8時20分に亡くなったとあります。
服部市長の市議会での説明資料によると「午前6時半ごろ市長を含む市職員ら6名でビーチに行き、めいめいにサーフィンや海水浴、海辺の散策をしていた際、様子のおかしい木村副市長を発見したため、救助を依頼し、ライフセーバー等に搬出されました。」とあります。
朝、集合してから様子がおかしいと気づき、救助を依頼して海底から引き揚げてクリニックまで運んで死亡が確認さるまで1時間50分という短い時間の中で起こったことが発表からわかります。
行政視察で海のそばに行くことはありますか、海水浴やサーフィンをすることは考えられない事です。たとえば私の会派 茅ヶ崎クラブで行政視察へ行き、海で泳ぎたいと私が仮に言ったとしても会派では「何を考えているんだ。やめなさい。」と言われることは聞かなくてもわかります。
公費で視察に行く責任をいつも感じて行動します。
今回のホノルル出張のトップは服部市長です。市長とともにサーフィンをしてお亡くなりになったのであれば市長の責任は大きいと思います。
公費で、皆様の税金で行く責任について市長はどのようにお考えかお聞きしたいと思います。
イ 亡くなったときの状況について
先ほどお話ししましたように、トップは市長なのですから、たとえ、木村副市長がサーフィンをしたいと仮に言ったとしてもサーフィンはできなかったでしょう。
どうして海水浴やサーフィンをすることになったのか市長にいきさつをご説明いただきたいと思います。
ウ 公務でのホノルル出張について
木村副市長は今回も含めて7回、ホノルル出張されたと発表されています。
補正予算も含めてホノルル市との姉妹都市を締結するまでの費用は約2000万円かかっていると思います。
すべてのホノルル出張について行程表、行かれた方、ホノルルでの公務の内容、時間、議事録、宿泊施設、使用した交通機関などを公表していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
2問目
記者発表の市長の説明が10/28は「公務中の事故」であったのに翌日の29日、夕方には「公務での出張中のプライベイトなサーフィン事故」に変更されました。その理由についてお聞きいたします。
3問目
朝の6時半と言えば、まだライフセーバーもいない時間だと聞いています。公費で行かれたホノルル出張について危機管理意識が足りなかった事については大変残念に思います。ホノルル出張については専用ファイルを設けて市民情報コーナーに行程表、明細などの情報公開をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
2 入札制度について
(1)大型公共工事が対予定価格にほぼ100%に近い価格で同じ業者に落札されている件について市長の見解を伺う
最近の大型公共工事は
平成21年4月30日
茅ヶ崎市屋内温水プール建て替え(建築)工事
決定価格 4億6500万円(対予定価格 99.50%)
平成25年10月23日
茅ヶ崎市役所新庁舎建設工事
決定価格 65億7千万円(対予定価格 98.72%)
平成26年4月24日
(仮称)松波地区地域集会施設建設(建築)
決定価格 3億2980万円(対予定価格 99.76%)
平成26年3月19日
(仮称)茅ヶ崎ゆかりの人物館工事
決定価格 2862万円 (対予定価格97.50%)
すべて同じ事業者に落札されています。これについて市長のご見解をお伺いします。
2問目
24,25,26年度とこの事業者が落札した1000万円以上の工事について調べてみました。
24年度は5件、25年度は6件、26年度は5件の落札があります。
全16件を分析してみたところ、平成24年度の1件を除く15件すべてが予定価格に近いか、最低制限価格に近いかのどちらかであることがわかりました。中間がありません。
平成24年度の契約総額は約4億円。5件のうち1件はどちらにも当てはまりませんが3件は最低制限価格に近い落札金額で最低制限価格に対する平均割合は100.42%。残り1件は対予定価格99.5%です。
平成25年度の契約総額は約3億5千万円。契約6件のうち4件は予定価格に対する割合は平均98.2%であり、残り2件は最低制限価格に対する平均割合は100.35%です。
平成26年度は9/10までで契約総額約6億2千万円。5件ですがすべてが予定価格に近い落札金額で、5件の予定価格に対する落札金額の割合は平均99.14%です。
全国市民オンブズマン連絡会議では落札率を全国調査しており、落札率が下がった場合の財政節約額なども試算しています。
近隣では相模原市が落札率の低い自治体として出ていました。
相模原市では相模原市入札監視委員会が設置されており、議事録もHPに出ています。
公正取引委員会 元首席審判官、弁護士、公認会計士、大学教授などの学識経験者5名で構成されています。
入札及び契約の公正性・透明性の監視や苦情の適切な処理のための第三者機関として、中立・公正な立場で客観的に審査及び意見の建議等を行うことができる組織として、茅ヶ崎市にも設置していただきたいと思いますがいかがでしょうか。
(2)総合入札における審査について
総合評価落札方式のねらいは、
@ 住民や利用者の満足度の向上
A 市場原理を活かした技術競争による品質の向上
B すぐれた技術力をもつ企業、工期や安全性や環境対応など価格に今まで反映されにくかった技術力が評価されることによりそれらの技術力を持つ企業の社会的信用力の向上を目指しているとされています。
そして、どんな項目を評価するのかについては、価格以外の総合なコストの削減、整備する施設の性能・機能の向上、環境の維持・省エネ、省資源、安全対策などの社会的要請への対応を評価するとされています。
茅ヶ崎市の総合評価落札方式では、その都度、実施される公共工事ごとに落札者決定方法及び落札基準を入札を受け付ける前に個々に定めて入札を行っていますが、
決定方法を見ると落札者を決定する際の入札価格の配点割合が低いこと、市内建設事業者の活用についての配点が多いのではないかと思います。
本来の総合評価方式のねらいが十分達成される評価方法になっているのかお聞きしたいと思います。
2問目
総合評価落札方式について経済産業省のHPでは、透明性の高い手続と公正な評価が重要であり、応札した企業への説明は十分に行っていかなければなりません。
この点、今までいかがであったかお聞きいたします。
3 茅ヶ崎ゴルフ場について
(1)茅ヶ崎ゴルフ場の現在の状況について
9月議会からまた、ゴルフ場の現状については少し変わってきているとも伝え聞いていますが、現状についてお聞きいたします。
(2)市の対応について
9月議会以降の何か新たな対応がお答えください。
(3)市街化調整区域への線引き見直しについて
9月議会で市長のご答弁で
「市街化区域を市街化調整区域に変更する基準としましては、当分の間、市街化が見込めない土地及び傾斜地山林等の土地がその対象とされております。茅ヶ崎ゴルフ場につきましては、ゴルフ場として都市的土地利用がされていることなど、現時点では県から示されている基準には適合しないものと考えております。」
というご答弁がありました。
私はこのご答弁はおかしいと思います。
ご承知のように茅ヶ崎市内、茅ヶ崎ゴルフ場以外のすべて3つのゴルフ場は市街化調整区域となっています。ゴルフ場として都市的利用がされているので市街化調整区域にできないというのは現状と整合性がありません。ご説明下さい。
2問目
線引きの見直しについては、変更する場合には地権者の同意とともにまず自治体が人口フレームなどのまちづくりの基本方針についての計画を作り、このようなまちづくりをしたいという理由書をそえて、県の都市計画課へ市で作成した書類を提出することから始まります。
まず大切なのは私たちの町はこのようにしたいという市の基本方針なのです。
最終決定は県ですが、方針を出すのは市です。
なぜ、「茅ヶ崎ゴルフ場については、県から示されている市街化調整区域に変更する基準には適合しないと考えている」とご答弁されたのか理由をお聞かせください。
(4)開発された場合の下水対策については全市的に影響があるのでは
合流式下水道緊急改善事業として国道134号の下に巨大な貯留管を設置しました。
これは大雨の時などに下水道の処理能力を超えた下水が流れ、処理できずに処理していない下水が海に放流される回数が年間約40回もあるため、それを改善するための工事です。
しかし、完成しても処理していない下水が海に放流されることがなくなるのではなく当時の試算で回数が半減、つまり年間20回程度になる改善です。処理していない下水が海に放流されるのは大雨の時なので雨で汚水が薄められるとはいえ、湘南の海を誇る茅ヶ崎市としては大問題です。
20万uもあるゴルフ場が開発されて住宅街になれば学校が足りなくなる等の問題以外でも汚水が増え、下水道に与える影響は大きいのではと思いますが、いかがでしょうか。
(5)開発されると津波の被害が増加する恐れがあるのではないか
今年の6月に海岸法が改正されました。
東日本大震災でコンクリートの堤防が大破して津波を防げなかったばかりではなく、壊れたコンクリートの塊が人や家を襲って被害が増大したそうです。
一方、樹林や緑の丘は津波を防げないが津波の力を弱めることが実証されたのでそれらを海岸保全施設として指定することが明記され、被害を受けた仙台市などでは樹林と緑の芝生の丘の公園などを整備しています。
その整備図を拝見し、説明を聞きました。その図は茅ヶ崎ゴルフ場周辺にそっくりで驚きました。
茅ヶ崎でいうと国道134号線が堤防、それに続く防砂林、そして茅ヶ崎ゴルフ場の緑の丘、樹林です。そして住宅街になっています。
茅ヶ崎市の地震津波被害想定では想定外も想定しなおし、想定外をいれても一番大きな被害を受ける場合でも津波の浸水はゴルフ場の中間で止まり北側の住宅街までは到達しない予想がされています。
また、浸水するゴルフ場の場所でも高さの高いところは津波が到達せずに島のように残るとされています。
万一、ゴルフ場が開発されれば開発に伴い地盤を均すことでしょう。
そうなれば当然、津波の想定も現在の想定を見直さなければならないと思いますがいかがですか。
(6)ゴルフ場がなくなった場合の広域避難場所について
茅ヶ崎ゴルフ場は広域避難場所です。
大災害の時に茅ヶ崎で一番怖いのは大火災です。
現在ある茅ヶ崎市内の消防署し支所で出動待機している消防車は全部で7台。
市内で火災が発生すれば6台が出動して1軒の火災に対して6台の消防車が対応して周りに燃え広がらないように消火活動をしています。6台では足りない時には万一他で火災が発生した時のために予備で消防署に残している1台も応援に加わって火災を止めているそうです。
一方、大災害時の最悪な場合の想定火災発生件数は茅ヶ崎市内で統計上98軒。最悪から二番目の想定では38軒。1軒の家で火が出て消火しなければわずか10分で1軒丸焼けになるということですから、燃え広がり方の速さは容易に想像できます。
そして多くの家が燃えた時にはたとえ学校の校舎の陰に隠れたとしても100度以上の輻射熱にさらされて生き残れないということですので、輻射熱から身を守る広域避難場所は生き延びる最後の砦です。茅ヶ崎ゴルフ場が広域避難場所で亡くなった場合の広域避難場所についてどのようにお考えかお聞かせください。
(7)大災害時のゴルフ場の有用性について
このことについては9月議会で私から提示させていただきました。市として大災害時のゴルフ場の有用性についてはどのようにご認識かお聞きいたします。
2問目
先日の水曜日、「広域避難場所を守る会とゴルフ場存続を図る会」の共催で、
愛媛大学防災情報研究センター二神 透 先生にお越しいただき、茅ヶ崎の地震火災延焼シュミレーションによる、火災の被害について講義があり、参加しました。
日本最大と言われる茅ヶ崎市の火災クラスターがいかに恐ろしいか、関東大震災の時には強風で火災被害がさらに広がったというこ、大災害時には風向きや風速を見極めることも重要であることを学びました。
二神先生が開発されたシュミレーションは風の強さや方向の設定もでき、火災場所を設定すると燃え広がり方、逃げ道の表示も同時にできます。大学のHPから入手でき無料で提供しているので皆さんに使っていただきたい、地域の方々と防災を考えるコミュニケーションツールとして活用していただきたい、知っていただき災害で亡くなる方が一人でも減るようにと思って研究していますということでした。
講義により、樹木には火災からの輻射熱を遮る効果があり、今の広域避難場所の茅ヶ崎ゴルフ場がいかに私たちの命綱であるかが、改めてわかりました。
一方津波の被害想定は、想定外を想定しなおし、想定外も想定した津波はゴルフ場の中間で止まることがわかっています。
大災害時、多くの火災が発生してしまったら、特に冬に多い北風の強風では広域避難場所である茅ヶ崎ゴルフ場に逃げ込むこともできなくなり、早く避難しなくては逃げ惑って多くの人が焼死するだろうことも容易に想像できました。
茅ヶ崎は住みやすくて良い環境ですが、大災害時には火災クラスターの大きい地域では家などの財産はすべて捨てて命だけは助かるように逃げるという覚悟が日ごろから必要な地域であることもよくわかりました。
そして、命を守るためにこのことを市民の皆様に伝えることが重要だと思いました。
防災の専門家である防災担当参与の方とともに命を守るルールについて勉強する機会を小さい単位で開催していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
3問目
命を守るためのルール作り、広域避難場所への安全な避難ルートを学ぶことは、学校についても重要です。特に四方を密集した住宅街に囲まれている小中学校では 大火災時には大変危険です。小中学校についても命を守るためのルール作りについて防災担当参与の方と個別にそれぞれの学校ごとに再点検していただくことも要望して私の質問を終わります。

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