ピースカフェ茅ヶ崎と文教大学の学生さんとの共催(すみません、チラシを人にあげてしまったので不確か)による
「花はどこへいった」
ベトナム戦争のことをしっていますか
上映会と監督の坂田雅子さんの講演会がありました。
以下、講演会を聞いたメモから
坂田さんは1948年生まれ
33年間連れ添った 夫 グレッグ・デイビスさんを肝臓がんで突然失った。
彼は1967年から1970年まで3年間ベトナムに兵隊として駐留した。
兵役を終えて帰国したサンフランシスコでは、
コカ・コーラの瓶を投げつけられ、
「赤ん坊殺し!!」と言われた。
彼は京都に住み始め、1970年に坂田さんと知り合う。
2003年 胃の不調を訴え、2週間の入院で亡くなった。
この
「花はどこへいった」は2007年に岩波ホールで上映された。
夫を失った悲しい気持ちから小石を積み上げるようにして周りの助けを借りながら作った作品。
しかし
悲しみは乗り越えるものではなく、それとともに生きるものだと感じた。
人がつながりあおうという気持ち・・・遠い過去のもの、遠い場所のもの・・・だけど・・・いまは身近なものだと感じる。
夫を失った気持ち・・・・個人的なものだけど・・・
面々とつながっている感情である。
すべてがつながっている。
世界各地をみると、
個人的な悲しみは普遍的な悲しみでもある。
グレッグの言葉
より多くを見ることによって、より多くを知ることができる。
より多くを知ることによって、世界を変えることができる。
日本の外の世界に目を向けるきっかけになればうれしい。
写真について・・・
写真は、
その時間が永く続くことを祈って写真を撮る。
そして、時は止まり
その時は不滅になる。
世界の平和について
戦争をしないと書いている日本国憲法は、もっとも日本が誇れるもの。
戦争はどの国でも支配するものと支配されるものがある。支配されるものの兵士は間違いなく戦争の犠牲者。
アメリカのテレビでは放映は難しい。
テレビではインフォティメント・・・(エンターテイメントでもあるインフォメーション)しか流していない。
チャンネルを変えて、映った時に楽しいもの、面白いものでないと人は見ないから。
フォト・エージェンシー(写真を貸し出す事によって利益を得る)の仕事をしていらしたそうです。
グレッグのいままで撮った写真、膨大な量の写真からえりすぐってつくられた10分ぐらいの映像の写真はとても素晴らしかったです。
これがプロの写真、フォトジャーナリストの写真なんだと思いました
どこかで聞いた
「個人的な問題は社会的な問題でもあり、社会的な問題は個人的な問題でもある。」
という言葉を思い出しました。
個人的な悲しみも、周りを見ると同じ悲しみでももっと大変な状況の方もいらっしゃり・・・。
そう思うと
みんなの悲しみでもあり・・・つながっているのですね。
出会いに感謝です。
もちろん、お勧め映画です。
DVD、購入しました。

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