2019/5/24  0:24

あたし、アンジェリュス!死後の世界が分かると言ったって。  

あたし、アンジェリュス!アンジュ!

霊が見える、死後の世界がわかるという人がいるわよね。
第六感が強く働く人もいるわよね。
確かに、そのようなことがあるかもしれないわ。
まだ科学で解明されていないものがあって当然よ。
だけど、来世はこのようなものだと断言する人に対しては、あたし、疑いをかけるの。
死者をこのように弔わなきゃ祟りがあるなんて他人を脅す人に対しては、あたし、疑惑を覚えるの。
死後のことを持ち出して、他人に不安を与える人に対しては、あたし、反発を覚えるの。

科学で実証されていないものに対して疑うのは当然じゃないかしら。
でも、あたし、別の面でも疑うの。
人間って、自分の思い込みや感情で視野を狭めることってあるのよね。
特に怖れの感情が強いものに対しては、触れないことが多いのよね。
ところで、生物には、もちろん人間も含めてのことだけど、本能というものがあるわよね。
その本能って、生きるために必要なもので、生まれた時から持っているものよね。
そして、できるだけ長く地上に生き残るために、死を怖れる気持ちも持っているはずよね。
だから、いくら死者と交流しようとしても、あの世を知ろうとしても、死の恐怖というフィルターがかかってしまうのよね。
本能的に死そのものから目を逸らすようになっているのよね。
ゆえに、来世や死者を理解したつもりになっても、それは客観的なものとは言えないのよね。
その人その人の怖れというフィルターのために、生きている間は客観的に把握することは不可能なのよね。

今の現実に不満を持ったり嘆きの気持ちを抱いている人は、来世について知っていると言う人に頼りたくなったりするわ。
身近な人を亡くして嘆き悲しんでいる人も、何かを怖れている人も、霊能者のような人に縋りたくなったりするわ。
でも、そのような時は気をつけて。
この世で生きている人は、来世をしっかりとらえることができないの。
どんなに優秀な霊能者だって、死を怖れる本能的な気持ちを持っているから、あの世を全て知るということは不可能なの。
あの世に対して完璧な知識を持っている人はいないのだということを知ってなければ、騙されたりするかもしれないの。

あたし、思うんだけど、一生懸命誠実に生きていれば、いつかやってくる死を怖れることもないんじゃないかしら。
第六感なんて、何かを捉えて考えるきっかけとしては便利だけど、それを重要視し過ぎては、左脳が発達した人間としての生き方からずれてしまうような気がするんだけどな。


クリックすると元のサイズで表示します



teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ