2019/9/30  0:00

妾、シャホールでございます。不純物にも価値があるのではないでしょうか。  

妾、シャホールでございます。

フランスのパリのセーヌ川の中には、シテ島とサン・ルイ島が浮かんでおります。
シテ島にあるノートル・ダム・ド・パリは有名でございますが、その反対側に裁判所がございます。裁判所の中には、サント・シャペルと呼ばれる今では使われていない礼拝堂がございます。
この礼拝堂は、ステンドグラスで有名でございます。
そのステンドグラスの深みのある青色は、今では出すことのできない色とされております。
この礼拝堂が作られたのは13世紀でございますが、当時のガラスの精製技術は今よりも劣っており、ガラスの中には幾多もの不純物が混じり込んでいたそうでございます。
そのステンドグラスの深みのある青色は、不純物のおかげで作られた色と言われております。
現在のように精製技術が進歩した世の中では、逆にその深みのある色を作ることは難しいとされているそうでございます。

不純物と言われるものにも、それなりの価値があるのではないかと、妾、思うのでございます。

たとえば、勉強や仕事に集中しなければいけない時、邪念が入るといけないと思う人は多いでしょう。
でも、妾、邪念には邪念なりの意味があるのではないかと思ったりするのでございます。
邪念のおかげで、少し休息が取れるのではないかと、視野を広げる可能性があったりするのではないかと思ったりもするのでございます。

水だって、そこに混じっているもののおかげで味わいが出るのではないでしょうか。
バラの花束だって、かすみ草を混ぜることでその花の色が引き立つのではないでしょうか。

妾、純粋なものばかり追い求めては、何かが欠落するのではないかと危惧しております。
若い頃は純粋さ、ひたむきさが価値あるものと思いがちかもしれませんでしょうが、歳をとるにつれて不純物の価値を知るようになるのではないかと、妾、考えているのでございます。


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