昨日は野田秀樹作品、ロープを観てきました。
毎回野田演劇を観るのが楽しみで、がんばって電話に張り付いてチケットをとるのですが
今回から抽選となって、ことごとく指定した日がはずれてしまい
一般発売で挑戦してみましたが、電話が繋がったときには完売していました。
えー、今回は観れないのー!
と落胆していたら
娘がネットで見つけて取ってくれたのです。
ほんとにほんとに親孝行な娘です! と書いておきます。
義父母に鍋の用意をして
はやる心を抑えながら渋谷のシアターコクーンへ向かいます。
座席番号を見たら すごく良い席でびっくりしました。
たぶん関係者席だったんだろうと思います。
ここに座って良いのかしら?と何度も番号を確認してしまいました。
宮沢りえの美しい顔もばっちり見えました・・・
今回の作品ロープは
プロレスのリングの中と外を舞台に、暴力と戦争という重いテーマで
軽く笑える場面もありますが、胸が苦しくなる台詞が多く
簡単に面白かったという感想ではありません。
でも心に残るお芝居でした。
宮沢りえは細い体で頑張っていたし、藤原竜也は相変わらず良い声で舞台にはえます。
渡辺えりこは同じ歳なのでいつまでもパワーあふれる演技で頑張ってほしいと思います。
今回橋本じゅんのファンになりました。
20代の頃に野田作品を観て、演劇好きになり、
そのたびに涙したり、笑ったり 充実の2時間を過ごしています。
雨が降り出した渋谷の街を、さびしいような苦しいような不思議な感覚で
一人とぼとぼ歩いて駅に向かいました。

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