2019/5/9

(無題)  

万葉集に見る恋歌
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(床の間のかきつばたの掛け軸)
 今日も昨日の続きです。山本正二先生の名講義を思い出しながら、テレビの万葉集の特集に学んで簡単に復習してみます。
 万葉集は現存する我が国最古の歌集でした。7世紀前半から130年間に、身分の別なく国民の間で詠まれた4500首もの歌を大伴家持を中心に編集だれたとされています。
 番組では、トークのゲストに歌人の俵万智さんと、アイルランドから万葉集の研究留学に東大の大学院で研究しているピーター・マクミランさんの楽しい語らいは実に楽しかったです。とくにマクミラン氏は、実に熱く、楽しく上手な日本語で万葉集を語るので、見ていてこちらも嬉しくなりました。
歌の天才 額田王!
 番組は、万葉集を紹介するのに、ポピュラーな額田王の恋の歌を数首紹介し、解説してくれました。

 ●君待つと我が恋ひ居れば
     我がやどの簾動かし 秋の風吹く
  【あなたを待って 恋しく思っていると
      家の簾を動かして 秋風が吹いている】

 ●あかねさす 紫野行き 標野行き
     野守は見ずや 君が袖振る
  【美しい紫色を染め出す 紫草の野を行き、
      立ち入りを禁じられた野を行き、野の番人が見るではあり ませんか。】

 高校の授業でどの教科が難しいかと言えば、国語が一番だろう。文章の解釈の背後に、その教師の豊かな学識や人間性が控えているからだろう。高校時代、私は山本先生の授業を受けた幸運を今も胸の中で温めています。

学問の国際化
 ピーター・マクミラン教授のトークを聴いていると、つくづく国際化が進展しているな、と痛感させられます。流ちょうな日本語を操るのはもちろん、トーキングの中で『伊勢物語は「ニセ物語」とも言われるんですよね』と、我々日本人でも知らないことを冗談まじりに軽快に話すことが出来るんです。こんな外国人が後から後から日本に来て勉強しています。日本語は難しいと言われながら・・・。移民問題で30年近く昔、日本の外交官が外国の外交官から日本の移民受け入れの厳しさを指摘された時、『日本人は外国人が好きではないですから。』と答えて、あきれさせたという有名な話があります。
 まだまだ外国人と交流を広げていくべき日本の若者ですね。
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