2019/5/20

(無題)  

『空海と真言宗』から
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宗教はアヘンだ 
二十歳の時に母親を失った私は、母の早逝に『親不幸者』の烙印を自らに課してきた。そんな私が宗教に関心を持ちだしたのは、五十歳の頃、都志小学校の校長になった時期だった。テレビで空海をテーマにした番組を観てからのこと。その頃は一栄さんはすでに毎日仏壇に向かってお経をあげてくれていた。しかし、私はというと、その頃はまだ歴とした社会主義者だったから、『お経』を唱えるなど考えも及ばなかった。私の世代の者は、宗教を否定する人が少なくなかった。宗教を肯定する人は、即『体制派』だった。私と宗教との関りは、晩年まで続いていった。
空海と真言宗
 そんな私が宗教に真正面から向き合い、『勉強してみようか』と書店で購入した一冊が福田亮成氏の『目からウロコの空海と真言宗』(学研)。この数カ月、睡眠剤の一冊として枕の共にしてきた書物。最近になって、不図したきっかけで、一栄さんに読経の仕方を教えてもらおうと思い立ち、頼んでみると『ともさんが喜んでくれるわ』と彼女も喜んでくれた。『ともさん』は私のばあさんで、漱石の『坊ちゃん』の『清』のように一代飛んで生まれてきた男子の私を猫可愛がりしてくれたやさしいばあさんだ。
 
 今日で3日目になる。まだ一栄さんには付いていけない。『お経』もはたで聞いているより難しい。当面の目標は、2019年の間は毎日一栄さんの門下生として読経に励みたい。その頃は読み方が少しは上手くなり、意味も少しずつ理解できるようになっているだろうか。
 毎日の日課が また一つ増えた。

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