2019/5/21

(無題)  

鳴門の第9(その1)
〜歌声がつなぐ 日独の100年
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 5月19日のBS1で、依然にも観たことのある『鳴門の第9』の再放送を観た。今回も真心の通じ合う人間同士の深い友情に新たな感動を与えられた。
 第1次世界大戦後、日本にも大勢の外国人捕虜が送られてきた。鳴門にあった捕虜収容所には200名位の捕虜が収容されて 共同生活を始める。
 この収容所は、松江豊寿所長の方針で、一般の捕虜収容所と違って、所内には自由があった。所の外へ散歩に出たり、海水浴にも行けた。捕虜を人間として接したのだ。1年後、45名の捕虜がアジアで初めてベートーベンの第9を演奏すべく練習を始める。収容所の内と外は敵、味方の関係を超えた信頼関係が形づくられていた。交響曲第9の合唱の中に こんな文句がある『時代が離れ離れにしたものを あなたの不思議な力は再び繋ぎ合わせる。あなたの優しい翼のとどまるところ、すべての人は兄弟になる。』
 1918年6月、『第9』を演奏した捕虜の一人が母親に手紙を送った。『先週の土曜日に第9の演奏会がありまして、演奏会は大成功でした。特に 第3楽章はほれぼれしました。何とも言えない安らぎと慰めが流れ出てくるのです。』
 収容所の生活を楽しんでいたかのような父の手紙は意外だった』と 後に娘さんは述懐している。
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