2011/9/15

頑張れ 課長!  議会報告

 頑張れ 課長!
  〜 決算特別委員会を終えて

 4日間に亘る決算特別委員会の審査が終了しました。 初めてこの委員会の議場を覗いた人は、 まずびっくりすると思います。 市長を筆頭に、 70名近い課長以上の市役所の幹部が議場正面にずらりと勢揃いしているのですから。
 決算審査特別委員会は、 南あわじ市民をはじめ国民の血税を昨年一年間いかに有効に、 公正に使ったかを議会が厳しくチェックする重要な委員会。 とりわけ勉強家と論客がひしめいている南あわじ市議会では、 高度で核心をついた鋭い質問が執行部に対し容赦なく浴びせられます。

 この大所帯の委員会で、 まず質問の矢面に立つのが各担当課長。 特に新人の課長にとっては、 4月からの常任委員会でウォーミングアップをしているとは言え、 議員を加えれば90名近くが集う場で発言すること自体、 かなりのフレッシャーでしょう。 しかし、 課長になった以上、 まず責任を果たさねばなりません。 

 ひるむな! 切れるな! 誠実に! 

 舌鋒鋭い議員の質問に答える課長たちは、 教育界で言えば、 管理職(校長・教頭)の任用試験での口頭試問に似ているようでもあります。 (もう時効だから)その昔、県教委の幹部に聞いたことがあるのですが、 口頭試問では、 わざと「答えられない」ようないじわる質問をすることがあるんだそうです。 「正しい答」を述べるか否かは二の次で、 どんな答え方をするのかを観るんだそうです。 一番いけない答え方は、 「とにかく答えておかなければ」とその場しのぎのいい加減な回答をすることだそうで、 まず失格。 答に窮してしまって黙り込んでしまうのもダメ。 モンスターペアレントにねじ込まれた時、 これでは学校は負けてしまいます。 人によっては、 この「いじわる質問」がこれでもかこれでもかと浴びせられ、 しまいには自分がみじめになって『もうええわ。 やめた!』と席を蹴って退席してしまうこと。 これは、 もう二度と試験は受けられません。
 こんな時の態度としては『誠実さ』と『忍耐力』を観ているんだそうです。

 実は、 私もこの「いじわる質問」に瀬戸際まで追い詰められた生々しい経験があるのです。 今から14年前、 私が51歳の時、 海外日本人学校の校長試験を受験したのですが、 県の試験をパスして文部省での口頭試問に臨みました。

 4人の試験官のうちの1人が、 『管理職として、 教職員への「日の丸、 君が代」の指導はきちんと出来るのか?』と執拗に聞いてくるのです。 淡路地区と県本部で計4年も、 教職員組合の旧職専従をしていた経歴を厳しく突いてきたのです。 『問題ございません』『現場では平常に実施しております』と何度も答えても、 『お前はそんな経歴で、何でこんな場へ出てきているんだ』というような態度で高飛車な質問というより攻撃的な口調で畳み掛けてくるのです。 『この男、 よほど日教組に恨みつらみがあるんか?』と、 私も次第に熱くなってきました。 『もうええわ! こんなやつの相手はまともに出来ん。 自分がみじめになるだけだ。』と無性に腹が立ってもきました。 

 しかし、 私は、 何とか思いとどまったのです。 あの時、 『もうええわ』の席を蹴って退席していたら、 100%落ちていたでしょう。

 合格して、 海外へ赴任する前の一か月研修の際、 文部省の係長氏が『森上先生、 先生は とても気が長い方らしいですね。』とにやりと話されました。 要するに試されたんですね。

 これから 何度か正念場が・・・

 麦踏みじゃないけれど、 人間も叩かれて成長する場合も少なくありません。 窮地に追い込まれることもあります。 叩かれたり、 窮地に追い込まれたにした場合、 立ちすくんでしまって萎縮したり、 逃げ出したり、 投げやりになったり・・・どんな態度に出ようとその人の自由ですが、 それからも責任ある生き方を目指して前へ進もうとする人間は、 その正念場を何としても乗り切らなければなりません。

 叩かれて人前で恥をかかされるのは、 みじめだし、 悔しいですが、 その時必要なのは『誠実さ』と『謙虚さ』だと思います。 自らに非力を率直に認めなければならないし、 それを挽回する努力を自分に課していかねばなりません。

 今回の決算委員会の課長諸氏の答弁を聞いていて、 みんな頑張っているな、 と感心しましたし、 『ひるまず、 失敗を恐れず頑張れよ!』と密かにエールを送ったことでした。 お疲れさん!
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2011/9/14

誇るべし 南あわじ市図書館  議会報告

 誇るべし 南あわじ市図書館

 南あわじ市議会決算特別委員会の審査は今日が3日目。 約5時間かけて、『22年度教育費の決算』について、 学校教育、 社会教育すべてに亘る様々な事項について質疑がなされました。

 2つの図書館、 2つの図書室が

 同僚議員が、この図書館の運営状況について質問しました。 とてもサービスがよく、 市民の文化生活にとってとても大切な施設だから、 ますます充実させるべきとの図書館行政を後押しする質問で、 私も全く同感でした。

 平成17年に合併した本市には、 「南淡図書館」、 「三原図書館」という2つの大きな図書館と、「緑公民館図書室」、 「西淡公民館図書室」という2つの図書室があります。 総蔵書数が26万5千冊、AV資料もたくさんあります。

 将来は南淡図書館に統合される計画ですが、 財政の余裕があれば、 地理的にも市の中心部にある三原図書館も残せたらと残念です。

 田舎町の図書館としては・・・!

 最も新しい南淡図書館、 私も完成した時はびっくりしたのを覚えています。 総事業費19億2千万円もかけて造られただけあって、 実に立派な建物だし、 蔵書も充実しています。 私もかつて3年間教育委員会に勤めていた頃、 よく訪れていましたが、 事務室奥の書庫には、 書道や古文書に関する高価な書籍、 哲学書の全集など、 『南淡町民でこんな本、 誰が読むんだろう?』と素朴な疑問を持った記憶もあります。

 しかし、 当時この図書館を造られた町長はじめ執行部の人たちは、 先見の明があったのかもしれませんね。 これだけ地方財政が厳しくなった時代に、 こんな図書館は近い将来に亘ってまず造れないでしょう。

 多彩なサービスが・・・!

 合併後、 この4つの図書館、図書室が一体となり、 市民に対して様々なサービスに、これ務めてくれています。

 一度に7冊も借れるんです。 市民なら、 4つの図書館・図書室のどこでも借りれますし、 どこへ返してもいいんです。

 今やインターネット時代、 県立図書館や国会図書館とも連携していて、 希望する本が無い時、 パソコンで検索してくれて、 県立図書館等から取り寄せてくれるのです。

 また、 レファレンス・サービスといって県立図書館がやっている『何でも質問コーナー』へも繋いでくれます。

 また注文していた本が届いたら、 必ず電話で知らせてくれます。

 時間がなくて、 探している本が見つからない時は、 これもパソコンで検索して、 あれば、 すぐさま持ってきてくれます。

 実にサービスの行き届いた本市の図書館であります。

 『ブックスタート』『読書っ子まつり』『おはなし会』が今も・・・ 

 これらは南淡図書館で長年実施されてきていた子ども向けのイベントです。 地域のボランティアの方々に加勢してもらって実施しているのですが、 8年ほど前私が教育委員会にいた頃は、 『ブックスタート』は何年続くんだろうか?と心配していました。

 この『ブックスタート』とは、生後一歳に満たない子どもたちに、 初めて書物に接するために用意されたイベント。 当時どんな人が指導に来てくださっていたのか忘れましたが、 今も続いて実施されているのには驚きました。 

 今は、 図書館だけでなく、 保健センターでも実施されていると、 少子対策課長の福原氏が教えてくださいました。 生後4か月検診に来た母子に参加してもらうんだそうです。 素晴らしいことですね。

 『読書っ子まつり』の時には、 南淡中学のブラスバンド部の人たちが毎回出前演奏をしてくれていました。 今も続いているのでしょうか・・・?

『おはなし会』は地域のおばさん、お姉さんが、 毎週だったか、 毎月だったか、 日曜日に子どもたちに語り聞かせてくださっていました。 今も続いているんですね。

 この他、 図書館では様々な講座も催されています。

 誇るべし、 我らが図書館であります!
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2011/9/13

『本人通知制度』を  議会報告

『本人通知制度』を!
   〜決算特別委員会で

 昨日12日から、 議会は22年度決算認定に係る特別委員会を開催中。 議会代表の監査委員のN議員を除く19名の議員が、 課長級以上の市の全管理職を説明員に招いて22年度の一般会計と特別会計決算を審査します。

 県内で差別事件が

 昨年、県内の三田市で悪質な差別事件が発生しました。 ある悪徳行政書士が興信所に頼まれ、 特定の市民の住民戸籍謄抄本を発行してもらい、 1枚3000円から5000円で興信所に売りさばいていたという事件。 もちろん興信所はこれを身元調査に使うのです。

 個人の住民票や戸籍謄抄本は、 誰でもが見れる訳ではありません。 ただし、 『八士業』といって、 弁護士、 司法書士、 行政書士、 弁理士等特定の八つの業種に携わる者は職務上閲覧し、 発行を求めることができます。 この行政書士は、 この権利を悪用したわけです。

 自分の知らない間に、 自らの戸籍謄本が発行されていることを知った当該の住民と三田市の市民課は、 すぐさま行動を起こして、 部落解放同盟兵庫県連の支援も得て、 この行政書士を突き止め、 事態は解決しましたが、 調べてみると、 全国的にこの手の犯罪が多発しているとのこと。

 県の人権推進課長から各市町へ

 事態を重くみた県健康福祉部社会福祉局 人権推進課長は 県下各市町の人権担当部局長宛に『「本人通知制度」に対する対応について』の通知を今年6月27日付けで発しています。

 ここで言う『本人通知制度』とは、 住民が、 自分の住民票や戸籍謄抄本が第三者に閲覧されたり交付されたりする事態になった場合、 その閲覧や交付について、 市町側から本人に通知してもらう制度です。 そのためには、 本人が市側にその旨登録しておくことになります。

 規則、要綱で実施できる

 解同県連の友人からこのことを聞いていた私は、 委員会で質問したのですが、 市の『努力義務』のレベルの通知だったためか、 この通知を担当者はもう一つはっきり記憶しておらず、 質問はかみ合いませんでした。 私の準備不足だったと反省しています。

 通知では『県内における極めて遺憾な戸籍・住民票不正取得事件を顧みれば、 「本人通知制度」は、 人権推進上、 その抑制効果も含め、 不正取得防止を図るための意義ある手段の一つである』と述べています。

 すでに、大阪府の多くの市、 県内でも三田市や宝塚市など制度化が進んでいるそうです。

 今後本市でも、 人権推進課を中心に制度化に向け努力していっていただきたいと思います。
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2011/9/8

一般質問終わる  議会報告

 一般質問終わる
  〜16名が 質問に立って

 先月29日に開会した第39回南あわじ市議会定例会は、 5日、 7日、 8日の3日間、 一般質問を行いました。 今回は、 議長を除く19名の議員のうち16名が質問に立ちました。 質問及び執行部答弁合わせた持ち時間はそれぞれ1時間ですから、 のべ16時間質問・答弁が繰り返されたことになります。

 『人形会館建設』1点に絞って

 3日のブログに書きましたように、 4点通告していた私ですが、 『人形会館建設』の進捗状況に関して丸々1時間、 執行部の見解を質しました。
 かつて教育委員会に勤務した先輩の一人として、 後輩たちを応援したい気持ちは山々なんですが、 疑問に思うところはしっかり質し、 「おかしいな?」と思うところはしっかり指摘するのが議員の務めです。

 質疑応答の内容については、 来月に入ってケーブルテレビで放映されますので、 観てください。


 いろいろ勉強になります

 一般質問は、 各々の議員が、 基本的には市民の幸せや生活の向上を願う観点から、 温めている問題意識を『質問』に体系づけて執行部を質すのですから、 実にバラエティに富んでいますし、 内容もレベルが高く、 聴いている側も大いに勉強になります。

 今回はやはり『8千6百万円の補正予算』が上程された人形会館建設に関わる質問が最も多く、 次に『防災』に関すること。 3.11以降、 いつ何時起こるか知れない東南海・南海地震による巨大津波を想定して様々な角度からの質問がなされました。

 また、この春発表された市内の幼・小・中学校の再編に係る『基本計画』の動きに関すること、 志知高校の跡地利用で大学の学部誘致について、 埋蔵文化財調査の在り方や文化財の活用について、 音声コードの導入についてetc・・・。 

 3人寄れば文殊の知恵と言いますが、 16人もが出したそれぞれの質問と応答の内容を性根を入れて復習し、 再考していけば、 かなり賢くなるな、 と改めて思った次第。
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2011/9/3

一般質問の原稿づくり  議会報告

 一般質問の原稿づくり

 先月29日に開会した第39回南あわじ市議会定例会、 いよいよ5日(月)から一般質問が始まります。 
 私は今回は2番目。防災の日や秋の防災訓練を念頭においた関連質問や小中学校の統合問題等、 私の問題意識とよく似た質問が多数出されることを想定して、 通告開始日の翌日に『通告書』を提出しました。 先に質問する方がし易いからです。

 質問項目は@ 防災対策 A小中学校の統合問題 B淡路人形会館の進捗状況 C南あわじ市活性化委員会の提案に関連して の 4分野。

 8千6百万円の補正予算に関心が

 質問の力点は、 当初『防災』と『学校統合』に置くつもりでいましたが、 何名かの友人たちと話する中で、 彼らの関心の第一は『8千6百万円の補正予算』でした。
 『市民の声を議会に届ける』ことも議員の大きな使命の一つです。 今日、質問内容を具体的に作る中で、 比重を大きく変更し、 人形会館建設の進捗状況をはじめとする関連質問を考えていました。

 8千6百万円の工事請負費の補正。 先に議会で議決した5億7千7百万円の約15パーセントに当たる大きな額。 それも何らかの新規拡張工事費ではなく、 工事内容の変更によるものだと、 過日の質疑で説明されておりました。
 私の友人も『なぜ、 こんな大規模の補正予算を組む必要が生じたのか?』『工事内容の変更なら、 施工業者が責任を持つべきではないのか?』といった素朴な疑問を抱いています。
 また、 南あわじ市が誇る伝統文化「淡路人形浄瑠璃」の継承・発展の殿堂たる施設の建設は、 地元業者にやってもらいたかったという思いも何人から聞きました。
 島外の名のある設計事務所の設計に基づく施工業者の入札は、 2度の不落の後、 島外の業者が4億4千4百万円という低価格で落札。 後で聞いた情報では市内業者の入札価格は6億円だったそうです。
 埋立地の上に建設する基礎工事は、 少なからずの不測の事態も想定されていたはずです。 
 さらに、 3.11の東日本大震災以降、 現在建設中の『場所』に対する心配の声も聞きます。

 このような一連の市民の声に対して、 執行部はきちんと説明責任を果たすべきだと考えます。 こうした観点から、 今質問原稿を作っています。

 
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