2009/7/9

強烈な努力!  趣味

 強烈な努力!
    〜藤沢秀行さんの絶筆

 夕食後によく観るNHKの『クローズアップ現代』。 今日は『才能伸ばす珠玉の言葉 名棋士』と題して、 この春亡くなった藤沢秀行さんの生きざまを紹介してくれていました。

 66歳で王者に復帰 

 囲碁を少しかじったことのある者ならまず名前と顔はインプットされているほど、 戦後のプロの囲碁界では指折りの名人。 万年初級者の域を出ない私でも、 彼のことは少し知っていました。 定石ばかりに頼らず豪快な碁を打つ人、 私生活も同様で、常に煙草をくゆらし、 バーや居酒屋でお酒を飲んでいる光景が浮かんできます。 若い頃から抜きんでた才能を発揮され、 幾多の棋戦のタイトルを獲得してきましたが、
特筆すべきは、 66歳の時、 本因坊戦だったか、 王者に返り咲き、 その翌年も防衛したということです。 20代や30代の日の出の勢いの若手の強豪が並み居るプロの世界で、 この年でタイトルホルダーになるのは異常事態なのです。


 若者を育てる
 
 多くのプロ棋士は、 若い、 後に続く棋士たちを育てるべく、 門弟を持っていますが、 藤沢さんはことさら多くの若者を育ててきました。 というより、 彼が主宰する『秀行(しゅうこう)塾』に、 若者が集まってきた、 という方が正確でしょう。

 彼の言葉は辛辣で、 罵倒されることも稀ではないのですが、 それでも、 強くなりたい若者は彼の門を叩くのです。

 彼の、 若い者を育てたいという情熱は、 国内にとどまらず、 中国や韓国に再三出向き、 たくさんの若者を指導されました。 囲碁は中国が発祥の地ですが、 あの
文化大革命で、 本場中国の囲碁界もガタガタになりました。 中国から要請された藤沢さんは、 7年間も中国に通い続け、 有能な若者を鍛えたんだそうです。 そんな
彼に、 日本の囲碁界の一部から「何で敵に塩を送るようなことをするんだ」 というブーイングが投げかけられたそうです。

 『人間を磨け!』
 
 彼の囲碁に対する考え方は、 プロのトップレベルになってくると、 『技術だけでは勝てない』というもので、 『人間を磨け、心を磨け』という言葉をよく口にしたそうです。

 定石に頼っている限り、 進歩はない。 無限の奥行きが広がっている盤上では開拓者の姿勢が不可欠。 逃げたらあかん。 自分なりの『美しさ』を追求する姿勢が大切だ、 とかつて『三連星』の戦法で一世を風靡した武宮正樹九段が、 藤沢さんの囲碁哲学を解説していました。

 酒をよく嗜み、 女性にも浮名を流した、 社会人の常識からは破天荒な生き方をした秀行名人が『人間を磨け』とはどういうことか、 と私など理解できないのですが、いざ盤上となると、 鬼気迫る求道者だったんですね。


 『強烈な努力』で書いた字
 彼は80歳を過ぎても『秀行塾』をやめませんでした。 ガンと闘いながら、 歩くこともままならない状態でも、 若者の指導を続けました。

 そして、この2月に倒れて病院生活。 ベッドに伏して点滴を受ける毎日だったそうですが、 4月のある日、 むっくりと起き上がって、 筆で書いた言葉が『強烈な努力』という言葉。

 『よくあんな状態で、あんな字が書けたものです』と驚嘆する奥様でしたが、 実に力強い字でした。 『強烈な努力』で書いた字なんですね。

 プロはみんな努力している。 並みな努力では勝負に勝てないと言っているのでしょうか。

 彼は優れた教師だったんですね。 「人間を育てる厳しさ」を考えさせられました。
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2009/5/7

かたくりの花を知ってますか  趣味

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かたくりの花を観てきました

 ゴールデンウィークの5月2日、 友人ご夫妻といっしょに『かたくりの花』の観賞に行ってきました。 目的地は、 徳島県名東郡佐那河内村大河原高原。 2年前のこの時期にも行きましたから、 今回は2回目。 神山森林公園の方に入っていくと、 途中にあります。


   風   車 

 頂上近くにある売店の駐車場まで車で行って、 そこからゆるやかな山道に入っていきます。 2年前とはがらっと風景が変わっているのに驚きました。 何と、 真新しい風車が十数基、 林立しているのです。 グルングルンと音がする下で牛が放牧されています。 人間ならきっと、 こんな騒音の真下で生活すれば心身ともに変調を来すでしょうに、 牛は大丈夫なんだろうか、 と心配しました。


 『阿波の三つ葉つつじ』と『どうだんつつじ』
 
 かなり高い所なので、 平地では見られない植物が季節季節に花を咲かせます。 今は、濃いピンク色の『阿波の三つ葉つつじ』が咲き始め、 『どうだんつつじ』がいっぱい白い花を咲かせていました。


 存在感 と 気品 

 『かたくりの花』はユリ科の植物だそうで、 球根で増えます。 山道を入っていくと、 低い灌木の落ち葉の間で、 ひっそりと点在しています。 濃い緑色の双葉の間から細い茎を立て、 その先に一輪の薄いピンクや紫色をした花をつけています。

 背丈は10センチくらい。 一面茶褐色の落ち葉の間で、 ぽつんぽつんと緑と薄紫で主張する『かたくりの花』は存在感があり、 気品を感じます。

 さらに2、3百メートル中に入っていくと、 『上品な空間』が開けてきます。高い背丈でスリムな針葉樹の木立の間を気持ちよく歩くと、 その辺りに『かたくりの花』が群生しているのです。 一輪一輪の花も個性的なんですよ。 イナバウワーをしている花もあります。

 ウォーキングと野花の観賞が出来た素晴らしい一日でした。
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