2013/5/25

『読み聞かせ』の町  教育

『絵本の読み聞かせ』の町
  〜大地康雄さんへのインタビューから

 定期購読している小冊子で、 俳優 大地康雄さんへのインタビューを読んだ。 映画やテレビのドラマなどの主演俳優より、『脇役』ばかりに出てくる人の方が、 味を感じることが多い。 いろんな下積み生活を送ってきて、 現在もそれを忘れず堅実に生きていらっしゃるからかも・・・。

 読み聞かせは人生の宝の時間
 
 『絵本の読み聞かせ』で町づくりを進める町がある。 北海道の剣淵(けんぶち)町。
 子どもたちがひっくり返って笑う。涙を浮かべて聞き入る − 。 そんな絵本の読み聞かせに出会った大地さん。
 『絵本がこんなにも豊かな感性を育むのかと感動してね。 大げさに言うと、 子どもたちの顔と瞳に日本の明るい未来を見たわけよ。』

 この剣淵町では、 農作業や仕事の合間に、 町民が読み聞かせを担うんだそうだ。
 『読み聞かせは人生の宝の時間です。 思いやりや想像力、 言語力を育むだけじゃなく、 おとなもね、 子どもの夢中な顔に、 より愛情が湧くんですよ。』

 この剣淵町での出会いをもとに、 大地さんは映画『じんじん』を企画、 主演も務めたんだそうだ。

 『ブックスタート』

 過日、 南淡図書館で『読書っ子まつり』が催されたが、 このイベントの中に『ブックスタート』というメニューが今もあるのだろうか。 もうかれこれ10年になる。 当時の南淡図書館 黒田館長や松本さんたちスタッフが、 読み聞かせのボランティアグループの支援により始めた企画だった。 もちろん全国的にはあったが、 島内の図書館では初めての試みだったと思う。

 その趣旨に込められた願いは、 正に大地さんが語っておられるようなことだったろう。
子どもの豊かな情操や想像力は、 一朝一夕に育まれるものではない。 時間が必要なのだ。 この宝の時間を家庭で十分とれないなら、 地域で、 町をあげてとっていってやろう、 というのが剣淵町やわが町の『読み聞かせボランティア』グループの人たちの願いだろう。

 順番を間違えるな!

 大地さんは、 若い頃、 俳優の伊藤雄之助さん宅に弟子入りした。 今も忘れられない言葉があるという。
 『「やるなら一流になれ。 中身のある役者になれば、 名声も金も後からついてくる。 順番を間違えるな。』と、 俳優のイロハをたたきこまれたそうだ。

 とかく名声を得ようと知恵をめぐらし、 その前段である、 『中身』を身につけるための気の遠くなるような努力が軽視されがちな現代の風潮。 私たちは謙虚に我が身を振り返り、 傾聴すべきでしょう。

 
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2013/4/4

歴史を画する日  教育

 歴史を画する日
  〜『地域創成農学部』がスタート

 今日、 岡山県高梁市にある『学校法人 順正学園  吉備国際大学 吉備国際大学短期大学部 順正高等看護福祉専門学校』の入学宣誓式が挙行され、 私たち南あわじ市の関係者も列席してきました。 執行部からは、 市長、 副市長、 市長公室長、 課長、 課長補佐、 産業振興部長、 農業振興部長が、 また議会からは議長、 副議長、 各常任委員長、 さらに大学誘致推進協議会の会長、 副会長がバスに揺られて3時間の道のりを往復してきました。

 56名の新入生

 私たちのバスとは別に、志知の農学部から新入生たちの一団もバスで大学本部へ向かいました。 当初60名の定員を心配する向きもありましたが、 最終的に56名が入学しました。 田中前大臣の『ご乱心』で認可も遅れ、 正式な募集期間が高校の進路指導も終盤になってからといった、 不利な条件下での『56名入学』は、 来年度以降に明るい光明が差したと言えると思います。

 保護者がいっぱい

 昨日夕方のニュースで東京の私大の入学式の模様が放映されていて、 保護者の多いのに驚きましたが、 これは何も東京近辺の現象ではなく、 全国的なんですね。 吉備国際大学の入学式も、 保護者が実に多かったです。 正に隔世の感があります。 私たちの大学入学式には親の姿などなかったですし、 もちろん式場にも『保護者席』などなかったと思います。 また私たち夫婦も、 二人の子どもの入学式に出席してやっていなかったと記憶しています。 時代が変わったんですね。

 『淡路島』が学園歌に!

 入学式の終わりに、 大学ブラスバンド部と学生有志が、『学園歌』『学歌』『逍遥歌』『校歌』の4曲を披露してくれました。 多分『学園歌』の6番は、 この度新たに追加されたのでしょう。 『光溢るる淡路島  はるか大和の神の国  愛の心世につなぎ  慈愛の道を歩まなん  ああ  順正学園  輝けし』

 『淡路島』という地名が、 我が国の大学の学園歌に登場したのは、 初めてじゃないでしょうか。 これも淡路島民にとって、 小さいながらもエポックメイキングな出来事でしょう。 大学側の配慮と、 地域創成農学部に対する意気込みを感じました。

 充実した教授陣

 往きのバスの中で、 喜田課長が『就任予定教員紹介』の資料をもとに教授陣の説明をしてくれました。 総じて言えば、 これはいい教授陣だろうな、 というのが率直な感想です。 『農学栄えて農業滅ぶ』ことにならないよう・・・という言葉にインパクトがありました。 現代日本の農業の窮状は、 長年の農水省や自民党農水族議員たちの政策もさることながら、 大学の農学部も有効でタイムリーな研究成果を提示できなかったことにも遠因があるのではないでしょうか。
 喜田課長の説明では、 何よりも教授陣たちは熱がある、 とのこと。 いろいろと夢のある話を聞かせていただきました。 これから楽しみです。


 56名の学生たちが、 この南あわじの地で充実した学生生活を送られんことを!
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2013/3/23

子どもは褒めて育てよ!  教育

 子どもは褒めて育てよ!
      〜卒園式での親へのメッセージ

 松帆北保育所と松帆南保育所での卒園式に招かれ祝辞を述べた。

1.恩師の先生の名前を生涯忘れるな!

 子どもたちへは、 私の経験から。 私は阿万保育所の第2期卒園生。2年間通った。 その時の担任は山岡葉子先生。 他にも浜本先生、 榎本先生、 川上先生、 山形先生、 阿部先生等の名前が今も脳裏にあるし、 それぞれの先生方の笑顔が浮かんでくる。 小学生や中学生の時分も、 先生方がどこかで私たちの成長を温かく見守ってくださったような気がしていた。 だから、 私は二人の娘と息子に言ったものだ。 お世話になった先生方のことは忘れるな。 出来たら年賀状くらいは毎年出せ!と。

 こんな訳で、 卒園児へのメッセージ。 お世話になった先生方は、 小学校、 中学校、 高校、 大学と進んでいっても、 決して忘れるな、 道で出会ったら、 自分からあいさつしなさい!と。 お世話になった先生を忘れない人は、 きっと賢い人になっていく、と。

2.子どもは褒めて育てよ! 

 松帆北保育所は6名、 南保育所は31名の卒園生。 今日のその一人ひとりの瞳は、 輝いている。 ところが、 その光り輝く瞳が、 小学校生活を送るにしたがって曇ってくることがある。 私たち大人は、 その瞳を曇らせてはならないのだ。

 そこで、 保護者へのメッセージ。 
 子育ては『褒めて育てよ』が鉄則。 しかし、 世の親や教師の中には、 この大原則を理解していない人もいる。 児童虐待然り、 体罰然り。
 日本のプロ野球で最高のバッターとして成長し、 アメリカメジャーリーグでも大活躍、 アメリカ人が最も尊敬する野球選手の一人であるイチロー選手。 彼はどうしてそんな大選手になれたのか・・・?
 私は、 父親の存在が大きかったと思っている。 少なくとも、 野球選手としての基礎を育てたのは 彼『チチロー』だろう、 と思う。
 イチローこと『鈴木一朗』少年は、 小学校に上がった頃から、 毎日放課後、 2時間も3時間もバッティングセンターで、 父親の指導のもと打撃練習に励んだ。 考えてもみたまえ。 普通の子どもなら、 そんな練習をしたら、 一月ももたずいやになって、 止めてしまうだろう。 ところが、 そこがチチローのすごいところと思うのだが、 イチロー少年の練習への意欲や興味を減じることなく、 持続しつづけたのだ。 この親子の長時間の練習は、 小学校時代、 中学時代と続けられた。
 なぜこんなことが出来たのか? 私は、 『チチロー』こそ『褒めて育てる』天才だったのだろうと思っている。 私にも経験がある。 息子が何か新しい事が出来た時、『ぼく すごいだあ!』と胸を張って父親に話しかけてくる。
 子どもが何かに自信を持ち始めた時、 タイムリーに認めてやることによって、その自信をバネに新しく活動を広げていく・・・。 これを助長してやるのが大人の役目だと思う。 そして、 この『助長』は、 『褒める』ことなのだ。
 イチロー選手はいわゆる『野球ばか』に育ったのではない。 勉強もよく出来た。 一つの分野への自信は、 他の分野にも広げていける力を子どもた持っているということを、 『チチロー』は、 よく理解されていたのだろう。
 『子どもは褒めて育てよ』。 このことを忘れず、 我が子を学校や地域へ送り出してやっていただきたい。

 こんな趣旨のことをお話した。 

3. 素晴らしい歌唱力

 松帆保育園児の歌声にも感心した。 大きな声で、 元気よく歌う。 体全体で、 自然体で歌っている。 見ていて、 気持ちよくなってきた。 先生方の普段のご指導の賜物だろう。 この年頃の音感教育も大切なんだな、 と思った。

 昨日の阿万小、 今日の松帆保育園と、 二日続けて感動させていただき、 元気をいただいた。 改めて、 子どもの成長に関わる仕事はいいなあ、 と私の半生を振り返った。
 
 4月から、 新年度。 新しいスタートだ。 教育、 保育現場の先生方には、 新しい気持ちで子どもたちに向き合っていただきたい。
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2013/3/9

吉備国際大学竣工式  教育

 吉備国際大学志知キャンパス竣工式

 スポーツ賞表彰式

 午前9時30分から、 西淡公民館大ホールで平成24年度南あわじ市スポーツ賞表彰式に参列して、 祝辞を述べる。
 受賞者  功労賞 4名  優秀指導者賞 2名  優秀選手賞 33名  奨励賞 17名

 新装なった志知キャンパスで

 午後1時から 神事。 その後 学舎 見学。 3時から開学記念講演 農水相皆川事務次官の分かり易く、 説得力のある話を聞く。 その後モニュメントの除幕式。 4時30分からレセプション。 鏡開きと乾杯の音頭をさせていただく。

 今日は疲れました。
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2013/2/18

教育委員会制度について  教育

 教育委員会制度について

 今日の議会運営委員会で、 昨日の神戸新聞1面で大きく報道されていた記事が話題になった。 教育委員は市長が提案する人を議会が承認した後、 任命されるが、 この人事に同意する際、 『経歴を記載した書類だけでは責任ある決定は出来ない』と、 何らかの形で議員の前で所信表明をしてほしいと、 伊丹市議会が検討をはじめたというもの。

 教育委員会制度の問題点が指摘されて久しい。 現行の制度はアメリカのものをそのまま我が国に導入したのだが、 当初は『公選制』だった。 首長や議員と同様、 住民の直接選挙で選ばれていた。 当然、 教育委員に立候補した人は住民に向かって所信を述べ、 信を問う。 ところが、 選挙で選ばれ、 やる気満々の地方の教育委員たちは、 しばしば中央の教育施策に疑問を投げかけたり、 時には反発もした。 『こんな状態では教育の中央統制に問題あり』と判断したのだろう、 国は『公選制』を『任命制』に切りかえた。
 首長が推薦した人物を議会が同意した後任命する、 というもの。

 この制度の一番の問題点は、 5人乃至3人の教育委員のトップは『教育委員長』だが、 この教育委員長は非常勤で、 実質教育行政を取り仕切っているのは、 常勤の『教育長』であることだ。 従って、 議会での答弁も多くは教育長が行い、 本会議場や委員会での執行部側の説明員の席には『教育委員長』の席が無いことが多い。 一方、 この教育委員会制度の本来の趣旨を尊重して、 教育委員長の席を教育長の上座に設けている議会も少数派だが存在している。 しかし、 月1回程度開かれる『教育委員会』に出席して情報を得るだけの『教育委員長』が、 議会で十分な答弁が出来るとは思われない。 大抵は『教育長』が答弁していると思われる。

 こういう背景を持つ教育委員の同意について、 少なくとも『所信表明』をしてもらい、 議員個々の正否の判断材料に加えたいというのは、 当然の成り行きだろう。 従来は、 『首長が推薦してくるんだから、 まず間違いない人物だろう』という、 暗黙の信頼関係で同意してきたのだが、 今、 全国の多くの議会では『議会改革』の大きな動きがある。 市民から信頼され、 責任ある議会活動をしていこうと、 様々な努力がなされている。 伊丹市議会の動きも、 こうした一連の議会改革の動きの一つの具体例だと思う。

 私たち南あわじ市議会でも、 今朝の議会運営委員会で活発な議論が展開され、 今議会から導入できるよう検討し、 執行部に働きかけていこうと確認し合った。 3月定例会では、 教育委員のほか、 副市長、 監査委員の同意案件も提案される。 数年前から、 議長、 副議長選挙に際し、 議員協議会で『所信表明』を行う方式を採用してきている私たちでもある。

 自分たちの足元を見つめなおし、 小さくても一つ一つ改革していく努力こそ、 着実な議会の前進になっていくんだと確信している。 
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