2005/3/31
茶の木の赤ちゃん 百姓日記
どうやら今年は、このまま順調に行けば4月18日頃から本格的に新茶が摘めるらしいです。
我が家で一番早いのは、すももざわの上のほうにある牧の原早生。
次に14年皇室献上茶指定園のさえみどり。それから香駿、やぶきたの順で摘み採りがはじまります。
最近の作業は、茶の木の間をうなう事。
うなうというのは、土と肥料をまぜまぜしながら空気もいれることです。
平らの畑では、肥料をふり入れながら一緒にまぜまぜするエンジン付きの便利な機械があるのですが、我が家のように山では、重たくて大変で使えません。ですからおんぶ君に20キロの肥料を入れておっちらこっちらしょって振りいれてその後でまぜまぜうなうわけです。
とうさんは、エンジンつきの機械でうなうのですが、かあさんは昔ながらの鍬でうなっていきます。
肥料を1日中50袋以上しょっても「アーくたびれた」って気持ちいい疲労感なのですが、腰をかがめて鍬を使うのは、どうやら身体に合わないらしいです。
足が長いのかな〜・・・・???
今度とうさんが特別仕様の柄の長い鍬を作っくれると約束してくれました。
写真は、先日植えたすももざわのつゆひかりの赤ちゃん。
藁のお布団に包まれてすくすく育っています。


2005/3/25
(無題) 百姓日記
今日は、今年に入って3回目の肥料を振りまいた。
通称(?)芽だし。
1番茶前の最後の肥料です。
我が家の園で最初に摘む牧の原早稲は、萌芽をすぎて一葉開葉期に入ったところ。
次のさえみどりもお山の上のヤブキタもちゃんとチクチク支度をしていました。
カメラを山の上まで持って行かなかったので残念ながら
写真は、ありません。
新茶シーズンがすぐそこまで来ています。
ところで もうすぐ記念すべき1000番。
キリ番の方ご連絡ください。
ステキな景品(あやし〜)を差し上げます。

2005/3/19
改植・3 百姓日記
昨日の午前中と今日一日で購入したつゆひかりの苗1200本植えました。
あなほり名人のとうさん、連日の作業で体はボロボロです。
そして、かあさんの紅葉のようなお手々は、バリバリです。
こんな時アタッチメントで付け替えて手のひらを鉄にできたら便利だろうなと思います。
山は、作業が大変という事になっているけど、植え付けに関しては、平地より山のほうがラクです。
地面に一日中しゃがみこんで作業するのは、非常に身体に負担を感じます。その点傾斜地は、結構いいんです。まあ踏ん張る足は、大変だしモノラックで苗やその他もろもろを運んだりするのは、面倒だけど・・・
写真は、午前中の作業終了時。
ここは、1月10日の日記にあるユンボーで茶の木をこいでもらったところ。すももざわです。こんなに綺麗になりました。
4時ころ植え終わったので仮植してあるつゆひかりの植え付けに入りました。すももざわの下のほうは、この仮植してあった大きな苗を複状で植え付けするのですぐに成園のようになると思います。
ここの茶園は、日照時間が短くて俗に言う日陰山。
この気象条件が、きっとつゆひかりに合うと思うんですよね。
色も香気もいいお茶ができそうな予感がします。


2005/3/17
改植・その2
本格的な植え付けです。というか天気と用事に追われています。
今日17日の天気が雨の予報だったので本当は16日の昨日のうちに全部植えてしまいたかったので、昨日は夕方7時過ぎまで頑張りましたが・・・・ざんね〜ん♪
なぜ雨の前に植えたかったかと言うと、植えた後は水をかけるのですが、やっぱり雨が降ったほうが、しっくり落ち着きます。
もう一つ、雨が降った後は、地面がグジョッグジョで特に平らの畑で植え付けをすると土をねっちゃってよくないんですよね。
「明日朝雨が降っていなかったら早起きして降る前に植えちゃおう」
とうさんは、最近おじいちゃんに近づいているので、早起きは得意です。
今朝5時30分には、畑で作業を始めました。
かあさんは、朝食の用意をして洗濯機をまわして6時30分にGO。
まあ7時30分頃には、終わるかな・・・・。
甘かったです。雨も何故か降ってこない。
買った苗の香駿を植え終わったら畑に仮植してあったベニフウキ</span></span></span>の植え替えに突入。
あ・あ・アサメシは、いずこに〜。
鍬をふるうとうさんもへなへなしてくるし・・・
もう少しでベニフウキを植え終わる頃雨が降ってきました。
小雨降る中、植え付け完了。
ここの畑のベニフウキは、ほんの少し。
病害虫に強い品種なので、できたら体験物用にしたいと思っています。
紅茶や釜炒り茶を遊びに来てくれた人たちと一緒に作ったら喜ぶだろうな〜。
家にたどり着いたのは、10時30分頃。
嫁に来て以来はじめての「ブランチ」を食べました。
メニューは、夕べ作った全粒粉入りのパンと先日ついたお餅で作った焼き醤油のりもち と小豆からちゃんと煮て作ったお汁粉。
自給自足、炭水化物だけのしゃれっ気のないブランチでした。
写真は、香駿。植えた直後と頭をはねた苗です。
画面右端の一列が、切ってあります。
なぜ小さく切ってあげるかは、先日書いたとおりです。
向こうに見える平らの茶畑と山の茶畑は、4年前に植えたヤブキタ。
4年後には、この香駿も立派な茶畑になる予定です。


2005/3/14
改植 百姓日記
この時期お茶農家の人は、ぼちぼち仕事をしながら年度末の会合や新茶シーズンに向けての会合やらに忙しい毎日を過ごしています。
でも我が家は、農作業のみで毎日毎日あわただしく必死になって働きます。とうさんの趣味の改植があるからです。
先日日記に書いたおくみどりはもうとっくに終わっていてあとは、お布団を敷いてあげるだけです。
最近のデートスポットは牛蒡が谷です。
残りのおくみどりを泣く泣く引っこ抜いてあまりに土が固いのでテコ鍬で一歩一歩掘り起こします。手にできたおまめもそろそろ硬化して痛みも軽減しました。
今日の午後苗が届きました。
品種は、とうさんのお気に入りの香駿とはじめての品種つゆひかり。
2つとも香りに特徴があってとっても楽しみ♪
でも花粉が大量に飛んでいる中での農作業は、大変です。
血も涙もない女と呼ばれる(?)かあさんは、鼻水と涙だらけの顔でくしゃみで息ができないほどですが何とか終わるまで頑張るつもりです。
写真は、牛蒡が谷。植えてあったおくみどりをお片づけしたところ。
これから植え付けが始まります。


2005/3/10
視察&春整枝 百姓日記
今日、午前中に掛川の原泉第5製茶工場の皆さんが我が家に来てくれました。昭和40年ごろを境に普通煎茶から深蒸し煎茶に代わっていったそうですが、最近の茶況と将来性を考えた結果、再び普通煎茶に戻したらどうかな?と考え中だそうです。
どこのお茶農家も真剣に将来を思案中です。
みんなであかるい茶業界にしていきましょう!!!!!
午後は、農薬不使用&有機肥料のみ茶園の春整枝に行ってきました。
秋から冬にかけての茶の木のダメージをできる限り少なくして元気をためておくために、この茶園は一般的に多く行われる秋整枝をせずに厳冬期をすぎたこの頃春整枝をします。
半日で2反部を刃の向きの違う可搬型ならし機2台でそれぞれ歩くというハードスケジュール。
なまった体にはグッと来ました。
あああ〜、冬にたまった脂肪が少しは、燃焼したかな????
写真は、機械の給油の時に撮った写真です。
1回目の摘採機と反対向きの機械でならしたところです。
ならし終わった後の茶の木の葉っぱの無病な事!
農薬不使用とは思えないほどです。
芽数も確保できているし今年の新茶が楽しみです。

